今後MT-09をカスタムしていくうえで度々頭を悩ませることがあります。
それはキーオンで使えるようになるアクセサリー電源の確保です。
電力が必要なカスタムをしようとするとどこから電源を引いてこようか悩みますが、まとめて複数口作っておくと今後そのような悩みが無くなります。
目次
MT-09のアクセサリー電源取得場所
MT-09の事を調べると、ヘッドライトカバーの裏とかタンクの右横等から後付けのカスタムの為にアクセサリー電源を取得できるようにカプラがあるようです。
USB電源とかグリップヒーター等の車体前側に取り付けるようなカスタムをする場合はそれらから取得するのが定番のようです。
しかし今回は、それらではなくシート下からアクセサリー電源を確保しさらにそれを、デイトナの電源一括管理ユニットを活用して3口分のアクセサリー電源を作りました。
MT-09のアクセサリー電源取得方法
用意したもの
シート下のテールランプ配線からアクセサリー電源を取得するために電源取り出しハーネスを使って分岐させます。
電源取り出しハーネスで作ったアクセサリー電源へ電源一括管理ユニットを接続して3口のアクセサリー電源にします。
デイトナのこのシリーズは電源口数の違いや防水非防水の違いで複数タイプありますが、私は3口取得できたら十分と考えシート下と言えど防水の方がいいに越したことはないので防水3口タイプを選びました。
簡単な作業ですが、工具は必須ですね。
配線をまとめるためにクリップ類があれば便利です。
私の場合シート下にETC等があってスペースが少なく配線を短くする必要があり加工したため上記に追加してこちらの道具も活用しました。
作業手順
テールランプ配線を分岐させアクセサリー電源確保
シートを開け後ろ側を見るとテールランプの配線(赤丸)が確認できます。
テールランプの配線を分岐するためにカプラを外したいのですが、角度的にシートロック器具が邪魔なので固定しているボルト4本(青丸)を外し器具ごと取り外します。
テールランプのカプラを外し、電源取り出しハーネスで分岐させるとアクセサリー電源を1つ確保できます。
電源一括管理ユニットでアクセサリー電源を3口へ
ユニットのプラス側からバッテリープラスへ接続、次にマイナス側もバッテリーマイナスへ接続します。
※他にバッテリーと接続している配線は電熱装備用の配線ですので今回の作業とは関係ありません。
残ったギボシ端子の配線を、先ほど確保したアクセサリー電源へ接続します。
余っていた温度計のカスタムパーツがあったので、新しく確保した電源一括管理ユニットへ接続して動作確認しました。
キーオフ時には液晶が消え、キーオン時には液晶が映りアクセサリー電源として機能していることが確認できます。
電源一括管理ユニットの配線処理
電源一括管理ユニット本体と長い配線をどうするかかなり悩みました。
元々シート下にはそれぐらいなら収納できるスペースはあるのですが、私のMT-09はその場所にETCが格納されているのでスペースがありません。
電源一括管理ユニット本体も配線も車体右フレームに良い感じに通せないかと考えましたが、配線が長すぎて全然収まりきらないので必要分以外はカットする事にしました。
必要ではない分はかなりカットしました。
- バッテリー配線・・・73cmカット
- アクセサリー配線・・・90cmカット
電源一括管理ユニット本体も付属の両面テープで、フレームの隙間に貼り付けてアクセサリー電源部分だけ取り出しました。
今回確保したアクセサリー電源はその日には使わなかったのでテープで防水処理をして終了です。
最後に
テールランプからアクセサリー電源を取り出し、電源一括管理ユニットを活用してアクセサリー電源を3口作る作業は10分もかかりませんでしたが、その後の配線処理に予想以上に時間がかかりました。
これでアクセサリー電源が3口確保できたうえ、この電源一括管理ユニットは合計20Aまで対応しているため、細かい容量を気にせずに使えます。
これからのカスタム作業がますます捗りそうです。