チェーンというのは、後輪へスムーズに力を送るために
遊びが大きすぎても駄目だし小すぎても駄目なので
各バイク各チェーンに適した範囲内に収まるように定期的に調整する必要があります。
目次
整備情報
- 難易度 :★★☆☆☆
- 走行距離:1000km~2000km
- 作業時間:15分~30分
- 作業費用:0円
- 店舗工賃:500円~1000円
チェーンが伸びるとどうなるか
操作性や乗り心地が悪くなる
力がうまく伝わらないのでアクセルに対する反応が悪くなります。
最悪の場合チェーンがスプロケットから外れ後輪周辺に絡んでタイヤロックし転倒なんていう危険性もあります。
燃費が低下する
力がうまく伝わらないので無駄になる力が多くなり燃費が低下します。
騒音が発生
じゃらじゃら~がらがら異音が聞こえてくるようになります。
チェーンはなぜ伸びるのか?
伸びるといってもチェーンは金属なのでそれが単純に伸びてるわけではなく
伸びる理由は2つあります
- 繋ぎとめているピン部分の摩耗
- 繋ぎとめている干渉部分のゴム(シール)の劣化
チェーン調整判断
目安として1000km~2000kmですが
使用しているチェーンの経過年数や走り方等さまざまな状況により調整時期は変わります。
実際に触って適正範囲内か判断することにした方がいいです。
自分はツーリング後に毎回触って調整する必要があるか確認しています。
点検調整しておけば、シールチェーンは2万から3万キロ持ちますが、点検調整しないとチェーン寿命は半分ももたないです。
チェーンメンテンナンス手順
使用道具
- 24mm~12mm各種レンチ
- 定規
後輪のスタンドアップ
メンテナンスを行いやすいように後輪をアップします
アクスルシャフトのナットを緩める
アクスルシャフトのナット側を緩めます。
アジャスターのロックナットを緩める
アジャスターナットも一緒に動いてしまうので抑えつつロックナットを緩めます
アジャスターのアジャスターナットを調整
アジャスターナットを締める⇔チェーンを触り遊びのチェックを繰り返し適正範囲になったら定規で長さをチェックします。
スゥイングアーム側面についている、アジャスターメモリで見てもいいですが定規で測って左右均等に調整する方法を行っています。
左右均等にアジャスター調整しないとタイヤがうまく回転せず非常に危険です。
アジャスターのロックナットを締める
緩めた時の逆の手順を行います。
アクスルシャフトを締める
緩めた時の逆の手順を行います。
注意点として、チェーンとスプロケットの間にドライバー等を挟んでテンションがかかった状態にすることで、アクスルナットを締めるときに後輪が動いてしまうことを防ぎます。
最後に後輪タイヤを回してみる
ちゃんと回転するか異音はないか確認し、周辺を適当に流して走行に問題ないか確認しましょう
まとめ
チェーン調整は非常に重要ですが簡単に行えるメンテナンスの1つです
店に頼んだ場合の作業工賃は500円~1000円ですので費用的な問題というより
調整頻度や店舗まで行く手間や待ち時間などを考えたら自身で行えるようになっておいた方が何かといいと思います。