納車から5年走行距離11万4千kmのNinja400ですが、フロントフォーク左右とリアサスペンションからオイル漏れしました。
目次
オイル漏れ具合について
オイル漏れ状況
いつもタイヤ交換お願いしているバイク屋でタイヤ交換した後に「お客さん・・・フロントフォークとリアサスペンションからオイル漏れてますね」と言われ気づきました。
フロントフォークのオイル漏れ
フロントフォークにオイルが滴り落ちた跡がありました。
上から確認するとオイルが漏れているためダストシールもぐちゃぐちゃで、左右のフロントフォーク同じような漏れぐらいでした。
漏れたオイルがフロントフォークを伝って地面に広がっています。
最初見た時はちょうど前週にオイル交換しててオイルの廃油処理箱置いてた場所だったので箱の袋の中で穴が開いててオイル漏れたのかと思って、フロントフォークのオイル漏れだとは全然考えませんでした。
リアサスペンションのオイル漏れ
フロントフォークと違ってリアサスペンションの方は漏れてからある程度時間が経過しているのか滲んでる程度で済んでるのか滴り落ちてる感じではありませんでした。
オイル漏れの危険性
フロントフォークのオイルが漏れると、内部のオイルが減った分反発力が減るのでふわふわ柔らかくなったりフルボトムになりやすくなったりと安定感が無くなり危険です。
またフロントフォークのオイル漏れの場合、滴り落ちたオイルがディスクブレーキに付着するとブレーキ時に摩擦力が弱まって本来の制動力が無くなるので非常に危ないです。
リアサスペンションの方も同じく反発力が減るので安定感が無くなります。
さらにリアサスペンションの場合車体の中央にあるので漏れたオイルがリアタイヤに付着してスリップする原因になるので危ないです。
オイル漏れの修理費
部品+工賃 | |
フロントフォーク | 37,774円 |
リアサスペンション | 39,358円 |
合計:77,132円
フロントフォークは細かいパーツを全部入れ替えて綺麗にするオーバーホールですが、リアサスペンションは本体丸ごと交換です。
リアサスペンションは細かいパーツ出ないし一般的に純正リアサスペンションは分解できない構造なのでパーツ丸ごとの交換になるようです。
ちなみにフロントフォークでインナーチューブ(フロントフォークの銀色の部分)が錆びてたらそのままではシールを傷つけてしまう危険性があるので丸ごと交換になります。
それだけでプラス約5万円の所、錆びてる箇所はあったのですが何とか修正できるレベルだったので頑張ってもらい交換まではしませんでした。
Ninja400のような正立フォークでインナーチューブがヘッドカウルで隠れてるような場合は錆びにくいですが、これがカウルの無いバイクでインナーチューブが隠れてない場合は塵や虫で汚れやすく錆びやすくなるので車種によって同じ距離でも劣化具合に差が出ます。
ちなみにフロントフォークのオイルも初交換だったのですが、しっかり腐っててかなり臭かったらしいです。
フロントフォークのオイルは鉱物油の為劣化するとめちゃくちゃ汚いドブみたいなヘドロ的な臭いがすると言ってました。
オイル漏れ修理後の乗り心地
10万kmオーバーのフロントフォークとリアサスペンションを新しくなったので乗り心地の変化に期待したんですけど、乗ってすぐに違いを感じるほどでは無かったです。
しかしある程度走っていると下記の小さな変化に気づきました。
- ブレーキをかけた時のフロントの沈み方が優しく
- 乗車時のハンドルの位置が少し高くなった
- 乗車時の車高が少し高くなった
- 段差時のショックが優しくなった
減っていたオイル分の反発力が戻って動きが正常になったので、沈み具合が元に戻ったという事でしょう。
最後に
バイクの近くにシミが出来てたらちゃんと考えるべきです。
私の場合たまたま指摘してもらえましたが、あのままオイル交換の後処理ミスで勘違いしたままだとどうにもならな場所でトラブルになったかもしれません。
同じような症状でフロントフォークまたはリアサスペンションからのオイル漏れに気づいた場合は直ぐに修理しましょう。
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