バイクの盗難に備えて、自宅でも外出先でもどんな時でもバイクに異常があればわかるようにしました。
目次
バイク駐車環境について

アパートタイプの賃貸物件に住んでおり、バイク用の駐車場が無かったので、車と同じ駐車スペースを借りて駐車しています。
バイク駐車している場所は、自宅のベランダから目視できる位置関係で、防犯アラームが鳴れば聞こえる距離感にあります。
盗難対策の問題点
バイクの状況がわかりやすい環境ではありますが、問題もあります。
外出中は異常に気づけない
防犯アラームが鳴ったとしても、自宅にいなければその音は当然聞こえません。
防犯アラームに犯人を驚かせる効果はあっても、オーナーが異常に気づけないのは致命的です。
状況によっては音が聞こえない
防犯アラームが鳴っても、風や雨が強い日だと音に気づけない可能性があります。
それ以外にも音が聞こえると言えど、ハッキリ聞こえるレベルではないので深夜の深い眠りに入ってる時は反応できない可能性が高いです。
ドア開閉センサーで盗難対策
そこで導入したのが、ドア開閉センサーを活用した仕組みです。
バイクカバーの内側に仕込むことで、何かあった時のカバーのズレを異常として通知する仕組みを考えました。
ドア開閉センサーの仕組み

構成はシンプルでセンサー本体とマグネットパーツです。
- センサー本体・・・単4電池2本で動作
- マグネットパーツ・・・磁石が入っているだけ
これらが近づくor離れると、感知され状況がわかります。
感知する仕組みの元は磁力が発生したかどうかだけなので、マグネット側は磁石であれば何でもいいです。

センサーの設置にあたって、私の場合は付属のマグネットパーツより、ただの平らなマグネットプレートの方が設置しやすかったため、そちらを使用しました。
必要なのは磁力の有無だけなので、磁力が発生すれば汎用品でも問題ありません。
誤作動防止の工夫

当然、バイクカバーが風でバタつくと誤検知します。
バタつきにくい位置にセンサーを設置し、さらにバタつかないようにセンサー付近のカバー部位をクリップで留めてます。
ちなみにセンサー付近以外にも複数箇所クリップで留めていて、クリップを取らないとバイクカバーを外せないぐらい、ピッタリになっています。
注意点:WIFI環境が必須

このセンサーはWi-Fi接続が必須です。
幸い自宅から防犯アラームが聞こえる距離感という事もあって、駐車場まで電波を届かせることができました。
しかし、もともとはアンテナ1〜2本程度で不安定だったため、中継器をベランダ付近に設置し、通信を安定化させました。
2本以下では状況が反映されないことがあるので、3本立っている状態が理想です。
マンションではwifiの電波が届きづらいでしょうが、アパートや戸建ての人ならwifi範囲内の可能性があります。
もし普段使いのwifiでは届かない場合でも、中継器を経由させれば届く場合があるので、駐車場までwifiが届いてるか確認してみてください。
WIFI通信「エジソンスマート製」がおすすめ
似たような製品は他にもありますが、絶対にセンサー自体がwifi通信するエジソンスマート製にしてください。
例えばSwitchBot製のセンサーではセンサー自体の接続は距離の短いBluetoothでそこからさらにwifi接続用のハブ端末が必要です。
そういった仕組みの場合、無駄に関連製品が必要になるし、コンセント電源が必要になったりと良いことは無いです。
専用スピーカーも連携させる

センサーの状況はアプリと、反応があればプッシュ通知で知らせてくれますが、スピーカーと連携させるのもおすすめです。
自宅にいるときは、異常時に大音量でアラームが鳴るようになり、すぐに対応できます。
センサーの耐久性が不安

このセンサーは隙間があるため、雨や結露、塵による劣化のリスクがあります。
バイクカバー内側に取り付けて、雨風は凌げると言えど、結露や塵等で徐々に劣化していく可能性があります。
そのため防水テープで簡易的に側面裏面の隙間を塞ぎ、念のためセンサーを2つ設置し、今後の耐久性を見守っていくことにしました。
最後に
バイク盗難を未然に防ぐためには、物理的なロックだけでなく「異常に気づける仕組み」が重要です。
wifi対応ドア開閉センサーを使うことで、異常をスマホやスピーカーでリアルタイムに察知でき、迅速な対応が可能になります。
アパートや戸建てに住んでいる方でWi-Fiが届く環境であれば、手軽で効果的な方法です。