みなさんはバイクオイル/フィルター交換は自分でやる派です?店舗へ持ち込みます?
400xのエンジンオイルとフィルター交換を1か月ぶりにやったので手順等紹介していこうと思います。
目次
オイル交換ってやらなかったらどうなるの?
はっきり言うとバイクの性能が落ち寿命が減ります。
バイクのエンジンオイルは、エンジンやギア内部を循環しています。
主な働きとして循環しながら以下の効果を発揮しています。
- 潤滑:エンジン内部の金属面に油膜を作り、摩耗を防ぐ潤滑効果
- 洗浄:ゴミや金属粉などの汚れを取り込むことで、エンジン内部の洗浄効果。
- 冷却:エンジン内部を循環しながら燃料の燃焼と摩擦で発生した熱を奪う、冷却効果。
- 密封:シリンダーとピストンリングの隙間を油膜が塞ぎ、燃焼ガスの燃焼効果を高めつつ密封効果。
- 防錆:金属部品を油膜で覆うことで、錆を防ぐ防錆効果
フィルターは上記理由で摩耗して発生したゴミ等をろ過し除去するためにあります。
実際の感じ方として適正なエンジンオイル/フィルター交換を行わないと以下のようなことになります。
- シフトチェンジ時が固くなったり抜けたりしてスムーズに出来なくなる
- 吹け上りが悪くなり、レスポンスが落ちる
- エンジンの冷却効率低下により走行不慮、最悪エンジンブロー
オイル交換頻度の目安は?
エンジンオイル交換は「距離3000~5000km」または「半年」事で、フィルター交換については2回に1回っていわれてるけど・・・!
ただこれは目安ってだけで、普段の乗り方や使ってるエンジンオイル等状況によって変わってくるものであくまで参考程度にしましょう。
僕は、だいたい2000kmぐらいでギアチェンジや吹き上がりに違和感を感じ始めるのでその辺から意識し始めてタイミング良い時に交換しています。
400xはエンジンオイルを「2000~3000km」で交換して、フィルターは2回に1回なので「4000~6000km」で交換してます。
メンテ自体楽しいし、交換後の乗り味が変わるから
交換したくなるんだよね
自分でやればそんなにかからないし、あまり気にしてないね
オイル交換道具について
エンジンオイル
これがないと始まらないエンジンオイル、迷ったらとりあえずメーカー純正で良いかなと思います。
各社バイクメーカーやエンジンオイル専門メーカーが出しているものなど数多く種類はあるけど今回は長くなるので省きます。
僕は、【HONDAエンジンオイル ウルトラ G2 SL 10W-40 4サイクル用 20L】を使っています。
エンジンオイルはでっかい一斗缶以上の大きさで購入するほうがリットルあたりの値段が安くなることが多いです。
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- 20Lまとめ買い・・・12900 / 20 = 645円
- 1L単体買い・・・962円
1Lあたり317円の節約になります。
20Lあたり6370円の節約!
エンジンオイル交換は頻繁に行うメンテナンスなんで大きい一斗缶クラスで購入して普段から交換を意識するほうが、長期的な目線で見ればバイクの寿命も延びるので是非とも大きい一斗缶クラスで購入することをオススメしします。
オイル処理箱
エンジンオイルはそのまま流して捨てたりしては駄目で
オイル専用の処理箱を用意すれば燃えるゴミとして出すことができます。
オイルドレンワッシャ
オイルドレンワッシャは、オイルドレンボトル用の専用のワッシャで通常のワッシャとは違います。
オイルドレンワッシャは、オイルドレンボトルを締めつけた時に潰れることにより密閉効果を生み出しオイル漏れを防ぐための役割があります。
オイルドレンワッシャは、一度使えば潰れ再度使用した場合密閉効果が薄くなるのでエンジンオイル交換するたび毎回新品を使う必要があります。
オイルドレンワッシャは車種ごとにサイズが異なるため、購入時はしっかり確認してから購入しましょう。
オイルフィルターとオイルフィルターレンチ
オイルフィルターを交換(目安エンジンオイル2回に1回)する場合はオイルフィルターも用意しましょう。
オイルフィルターも車種ごとに用意されているものがあるので購入する場合はよく確認しましょう。
オイルフィルターを交換する場合は、オイルフィルターを取り外しするための専用工具であるオイルフィルターレンチ(右側のやつ)も用意する必要があります。これは、オイルフィルターごとに用意されているものなので購入時はよく確認しましょう。(DAYTONA製品の場合は品番号で判別できるので参考にしてください)
オイルジョッキ
エンジンオイルを入れる際に使用します。
1リットル単位のやつが取り回ししやすくて便利です。
工具
ドレインボトルやフィルターを取り外しするための各種工具。
その他
エンジンオイル入れるときはタレ足りするので地面に敷いたりする新聞紙とか軽くふけるペーパーウエスとかあったら何かと便利です。
1回あたりの交換費用
自分でエンジンオイル交換する費用
オイルのみ交換時 | オイルフィルター交換時 | |
エンジンオイル(2.7リットル) | 1610円 ※2.5リットル | 1740円 ※2.7リットル |
ドレンワッシャ | 90円 | 90円 |
オイルフィルター | — | 1000円 |
オイル処理箱 | 300円 | 300円 |
合計 | 2000円 | 3130円 |
※400xの場合でランニングコストのみでエンジンオイルは【HONDAエンジンオイル ウルトラ G2 SL 10W-40 4サイクル用 20L】を使用。
店舗でエンジンオイル交換する費用
これを店舗で行えば各コストが1.2倍~1.5倍の費用がかかり作業工賃として1000円~(カウル外す場合は別途工賃プラス)ほどかかるので、倍以上の交換費用がかかってきます。
交換手順
エンジンを1~3分暖気
エンジンを暖気し、エンジンオイルを温めおくことでエンジンオイルが柔らかくなり、エンジンオイルを抜きやすくなります。
必要以上に暖気しすぎると、熱くなりすぎてエンジンオイルを抜くときに火傷するのでほどほどにしましょう。
エンジンオイル処理箱をセット
400xのドレンボトルは横側についてて結構勢いよくエンジンオイルが飛び出してくるため、真下より後ろ側に置きます。
エンジンオイルを抜く
工具を使って緩めた後、手回しで緩めていきます。(※エンジンオイルが横から出てくる時に工具が汚れるため)
ビニールなどを被せておけば手が汚れなくて便利です。
結構勢いよくエンジンオイルが出てきます。
この時によく処理箱の中にドレンボトルを落としますが今回は無事ホールド
オイルフィルター交換
オイルフイルターレンチをオイルフィルターにセットし緩めていく
気休め程度のペーパーセットして汚れた場合はパーツクリーナーで吹いてさっとふき取りましょう。
新品オイルフィルターセット
エンジンオイルが抜けきったら、新品のオイルフィルターをセットします。
新しいオイルフィルターをつける前にOリング部分(赤い部分)に軽くエンジンオイルを塗りましょう。
こうすることによって気密性を高め、エンジンオイル漏れを防ぐことに繋がります。
ドレンボルトを締める
ドレンボルトに新品のドレンワッシャをセットし締めていきます。
エンジンオイルを入れる
エンジンオイル量を確認
入れるエンジンオイル量を確認します。
上記青枠内のように車体に書いてない場合はマニュアルに書いてあるので確認しましょう。(400xは通常時2.5リットル、オイルフィルター交換時2.7リットル)
ただしこれはあくまでも目安で、実際には上記赤枠内の窓の中央当たりまで入れるようにしていきましょう。
エンジンオイルを入れる
指定量まで窓を見つつ入れていきます。
※エンジンオイルは入れすぎたら再度エンジンオイルを抜かなければいけないので注意してください。
400xは指定の量より0.2リットルすくないぐらい入れたら真ん中ぐらいにおちつきます。
ここで一旦エンジンをかけてエンジンオイルをエンジン内部やオイルフィルター内に浸透するようにします。
一旦エンジンをかけて内部に浸透させたら少しだけ下がりますので、再度真ん中あたりまで入るまでエンジンオイルを入れていきます。
エンジン始動後でも真ん中あたりに落ち着いたら指定量まで入ったと判断して大丈夫です。
あとは数分暖気したり近場走行したりしてオイル漏れやその他不具合がないかチェックすれば作業完了です。
まとめ
エンジンオイル交換はバイクの一番大事な内部の寿命に繋がるメンテナンスです。
頻繁にやるメンテナンスで手軽にだいたい30分前後で出来ます。
店舗に頼めば2倍~はコストがかかるものだと思うので自分自身できるようになればいいですね。