新しくヘルメットをSHOEI:Z8に新調し互換性が無かったのでファイアーオレンジ(スモーク)のミラーシールドを合わせて購入しました。
今までミラーシールドはSHOE:Z7でシルバー(メロウスモーク)とスカイブルー(スモーク)を使用した事があるので今回ので3カラー目になります。
今回は今までの経験を踏まえてファイアーオレンジの変化の具合を紹介しようと思います。
目次
ミラーシールドのカラーとベースの基本
カラーの違いとは
ミラーシールドの場合カラーによって明暗の視認性に加えて遮断する色が変わるので見え方がかなり左右されるし顔の透け具合にも影響します。
SHOEI製のZ8用に販売されているミラーシールドではブルー/ゴールド/ファイアーオレンジの3種類ありますが。
例えばブルーだと視界に入る青色の光を遮るので景色が黄色でフィルターされたように見えますが、ファイアーオレンジだと赤色の光を遮るので景色が青色でフィルターされたように見えます。
特定の色でフィルターされたような見え方になったら嫌だなと思うでしょうが、実際使ってみると脳が勝手に慣れて意外と気にならないです。
ベースの違いとは
ベースとはスモークの濃さの事で顔の透け具合や明暗の視認性に影響します。
一般的なスモークを濃い順番に並べると以下のようになります。
- ダークスモーク
- スモーク
- メロウスモーク
スモークが濃いほど暗い時は見えにくくなりますが、顔が透けにくくなるメリットがあります。
ですがミラーシールドの場合カラーとの組み合わせでも左右され、例えば私が以前使っていた『メロウスモーク/シルバー』と『スモーク/スカイブルー』ではカラーの効果でシルバーの方が透けにくくスカイブルーの方が透けやすかったです。
ミラーシールド/ファイアーオレンジについて
見え方について
道路
山の景色
海の景色
夜
明るい時(朝/昼)の感想
比較画像を見ていただければわかりますが強く青色のフィルターがかかったような見え方になります。
こんなに青色に寄った見え方になるので不安に感じると思いますが、実際使用しているとス数十秒秒で脳が勝手に良い感じに処理するので違和感は感じません。
むしろ驚きなのですが青色に寄った見え方になると、海や空がより青く見えて景色が綺麗に見えるように感じます。
例えば曇り空の時でも天気の良い青空に見えたり、他にも雨上がりに茶色に濁った水とか枯れた木とかが緑色に見えてくるので面白いです。
今まで使ってきた他の色だと色見が少し落ちて景色が悪く見える事はあっても良く見えたことはありませんでしたが、ファイアーオレンジに関して言えばミラーシールド越しの方が良い感じに見える事が多いです。
暗い時(夜)の感想
比較画像を見るとわかりますが、夜だと1段階暗く見えるので注意が必要です。
街中や車など他の光源がある普通の道路上なら特に問題は無いですが、バイクのライトだけを頼りに走るような道だと若干注意が必要です。
でもシルバーだとこれより暗くなるので長距離ツーリングでは使いにくかったのですが、ファイアーオレンジだと一応長距離ツーリングでも使えるレベルです。
日中の明るい時だと青色に寄って発色が良く見えて暗くなった感じはしなかったので、夜中でも明るく見えるんじゃないかと期待したのですが、夜中だとやっぱりベースであるスモークの濃さがあるので結局暗く感じるという事ですね。
顔の透け具合について
ヘルメットの中に人形を入れた状態で透け具合を撮影しました。
正面
側面
距離やミラーシールドは特に光のあたり具合で変わってくるので一概には言えませんが、透けにくい方だと思います。
今まで私が使ったシルバーやスカイブルーと比べると『シルバー > ファイアーオレンジ > スカイブルー』の順で透けにくいと感じました。
総合評価
ファイアーオレンジは見た目が派手で選びにくいカラーだと思いますが、色の変化は景色が良い感じに見えるようになるし顔も透けにくいのでかなり良いバランスだと思いました。
今まで使った事があるシルバーとスカイブルーは特徴として、シルバーは色の変化は少なく透け具合は問題無かったのですが夜中の視認性が悪く、スカイブルーは夜中の視認性は悪くなかったですが色の変化が黄色寄りになり透けやすかったです。
それらと比べるとファイアーオレンジは全てのバランスが良く、ミラーシールドに慣れてない人こそオススメできるカラーだと思いました。
最後に
カラーを変更するだけでこれだけ変化があるミラーシールドはやっぱり面白いですね。
ちなみに実店舗の室内でミラーシールドを適当に透かして試す事もできますが、ヘルメットに取り付けて外の光の下で見るのでは色味の感じ方は変わるし、透け具合も全然違うのであまり参考にならないと思います。
YouTube動画
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