Ninja400

バイクのディーラー車検費用は?期間や必要書類について

新車でNinja400が納車されてから3年が経過したので初めての車検に行ってきました。

車検時の走行距離は75,974kmで十二分に走り込んだバイクになります。

今回はカワサキプラザでNinja400のディーラー車検を行ったまとめになります。

車検とは

定期点検サイクル

メンテナンスノート

メンテナンスノートを見てみると各種点検について以下のように書かれています。

  • 1ヶ月点検・・・初回部品交換
  • 6ヶ月点検・・・シビアコンディション点検
  • 12ヶ月点検・・・定期部品交換
  • 車検(24/36ヶ月)・・・定期部品交換

カワサキプラザでは車検以外の点検として1,6,12ヵ月点検というものがあり1ヵ月点検は納車後1回だけで6、12ヵ月点検は定期的に受けるものになります。

例:1ヵ月点検 → 6カ月点検 → 12ヵ月点検 → 6カ月点検 → 12ヵ月点検 → 6カ月点検 → 車検 → 6カ月点検 → 12ヵ月点検 → 6カ月点検 → 車検

車検は排気量が250ccを超えるバイクに義務付けられている点検で他の点検は任意ですが車検は必須になります。

車検の受け方

バイクを車検に出す方法としては大きく分けて2種類「ユーザー車検」「ディーラー車検」があります。

ユーザー車検

陸運局にバイクを自ら持ち込んで車検を受ける方法です。

ユーザー車検の場合は整備を自前で行うので、必須の費用としては税金と法定費用になります。

ディーラー車検

ショップに整備を行ってもらい陸運局への持ち込みまで代行してもらう方法です。

ディーラー車検の場合は代行手数料や整備費用などがかかります。

車検の必要書類

車検時には何種類か書類が必要になります。

  1. 自動車検査証(車検証)
  2. 自賠責保険照明書
  3. 軽自動車納税証明書
  4. 排ガスレポート

①~③は必須で④は社外のマフラーを使っている場合必要になる可能性があります。

自動車検査証や自賠責保険照明書は納車時にもらってそのまま保管してる人が多いと思うので大体問題無いと思うのですが、軽自動車納税証明書は税金を払った後意識せずに捨ててる人も居ると聞きます(捨てた場合は再発行)

私の場合はバイク関連のblogやVlogを行ってる都合上、経費関係の書類として全部まとめて保管していたので問題ありませんでした。

排ガスレポートは、純正マフラーから社外マフラーに交換してるけど法令違反してないと照明するもので触媒を外して装着するマフラーが対象になります。

車種によりますが基本的に全部交換するフルエキが対象でサイレンサー部分だけのスリップオンだと大丈夫な場合が多いです。

JMCAプレートJMCA認証プレート

自身のマフラーがその対象になるかの見分ける方法として、マフラー裏についているJMCA認証プレートを確認して3行目まで番号が振られてたら対象で空白なら必要ありません。

上から番号の意味として以下の通りです。

  1. 認証番号
  2. 車種型式
  3. 触媒認証番号

また必要なマフラーの場合は商品に同梱されてるのでよく確認しましょう。

もし無くしている場合はメーカーの方へ問い合わせると有料(数千円)で再発行してもらえるようです。

私のマフラーは排ガスレポートの必要は無かったのですが、一応メーカーに確認したところこのような書類をメールでいただけました。

OVERRacingから頂いた書類OVERRacingから頂いた書類

車検時に触媒の位置がどこにあるか検査員の方がわかりやすいように説明している書類になります。

カワサキプラザの車検内容について

車検の点検項目は?

基本点検及び整備項目

点検箇所点検項目
かじ取り装置ハンドル操作具合
フロント・フォーク損傷
ステアリング・ステムの取付状態
ステアリング・ステムの軸受部のがた
制動装置ブレーキ・ペダル及びブレーキ・レバー遊び
ブレーキの効き具合
ロッド及びケーブル類緩み・がた及び損傷
ホース及びパイプ漏れ、損傷及び取付状態
マスタ・シリンダ・ホイール・シリンダ及びディスク・キャリパ液漏れ
機能、摩耗及び損傷
ブレーキ・ディスク及びパッドディスクとパッドのすき間
パッドの摩耗
ディスクの摩耗及び損傷
走行装置ホイールタイヤ状態(空気圧、亀裂、損傷、異常な摩耗、溝の深さ)
ホイール・ナット及びホイール・ボルトの緩み
フロント・ホイール・ベアリングのがた
リア・ホイール・ベアリングのがた
緩衝装置サスペンション・アーム連結部のがた及びアームの損傷
ショック・アブソーバ油漏れ及び損傷
動力伝達装置クラッチクラッチ・レバーの遊び
作用
チェーン及びスプロケットチェーンの緩み
スプロケットの取付状態及び摩耗
電気装置点火装置点火プラグの状態(電極のすき間、汚れ、損傷、摩耗)
点火時期
バッテリターミナル部の接続状態(緩み、腐食)
電気配線接続部の緩み及び損傷
電動機本体低速及び加速の状態
排気の状態(CO・HC・白煙・黒煙等)
エア・クリーナー・エレメントの状態(汚れ、詰まり、損傷)
潤滑装置油漏れ
燃料装置燃料漏れ
リンク機構の状態
スロットル・バルブ及びチョーク・バルブの作動状態
有毒なガスなどの発散防止装置冷却装置水漏れ
ブローバイ・ガス還元装置配管の損傷
燃料蒸発ガス排出抑止装置配管等の損傷
チャコール・キャニスタの詰まり及び損傷
チャック・バルブの機能
一酸化炭素等発散防止装置二次空気供給装置の機能
配管の損傷及び取付状態
エグゾースト・パイプ及びマフラ取付けの緩みの及び損傷
マフラの機能
フレーム緩み及び損傷
その他シャシ各部の給油脂状態

保安基準適合維持の点検・整備項目

  • バッテリの液量
  • ブレーキ・オイルの量
  • 冷却水の量
  • エンジン・オイルの量
  • ランプ類・方向指示器の点灯、点滅、汚れ、損傷
  • ハンドル・ストッパーの機能、チェンジ位置・灯火装置・警音器等の識別表示
  • タイヤ・ホイールの振れ
  • シェック・アブソーバの取付部のがた
  • トランスミッションの操作機構
  • 燃料タンクの取付状態及び損傷、燃料フィルタの詰まり
  • エンジン・オイルの汚れ
  • 排気管の位置、取付け状態、損傷
  • 反射器・視野確保装置等の取付け状態及び性能・作用
  • 警音器、施錠装置、計器の作用
  • バッテリ液の比重

追加の部品交換

上記に加えてバイクの状態に応じて消耗品の交換等があります。

私の場合1年で2万km以上走るので毎回1年点検(自分でやると結構面倒)で交換しているエアエレメントとプラグを追加で交換しました。

車検の点検時間は?

過去最高の2週間預ける事になりました。

点検に加えて陸運局に持って行く必要があり、そちらの予約の都合もあるので結構長めです。

参考までに今までの点検がどれくらいかかっていたかというと12ヵ月点検だと普通の人だと4時間で、私の場合走行距離が多い為1週間預けていました。

車検のある車両のデメリットとしてよく言われるのが金銭的な事ですが、私としてはこの乗れない期間が長かったのが結構きつかったです。

我慢できるかと思ったのですが、毎週末乗ってたのでやっぱり乗らなかったら禁断症状がきつくて気持ちフワフワxイライラで仕事も手につきませんでした。

車検の合計費用は?

項目金額
点検27,500円
車検代行手数料22,000円
重量税(2年)3,800円
検査登録印紙代1,700円
自賠責保険(24か月)9,270円
エアエレメント交換4,422円
プラグ交換4,400円
合計73,092円

車検だと結構驚く金額提示されてびっくりする話を聞くのですが、私の場合は普段からメンテナンス行って消耗品は大体交換していたので特に驚く事は無かったです。

車検代行手数料も想像の範囲内でもしかしたら3万ぐらいするのかなって思ってましたが2万程度だったので安心しました。

今回の車検で普段の定期点検と違って気になったことがありまして、見積もり提示された時に点検を進めていくにつれ追加費用発生する場合は自由裁量でどれだけ許容するか聞かれました。

車検の場合はやっぱり普段の点検より見る範囲が広いのでそういった事を聞かれたのか、点検の方針が変わったのか分からないですが私の場合は1万円までと了承し、特に追加費用は発生しませんでした。

ちなみにエアエレメント交換とプラグ交換は毎回やってるので気づいたのですが、どちらも約200円ほど値上がりしていてインフレの影響がありました。

最後に

初めての車検でしたが普段からメンテナンスしているので金額は想定通りで驚くことはありませんでした。

だけども2週間預ける事になったので毎週末乗ってストレス解消していたのが出来なくなったのでそれがキツかったです。

次はディーラー車検にするにしても1週間になるように事前によく相談するか、ユーザー車検の方もチャレンジしてもいいかなとも思います。

YouTube動画

Youtubeに動画も投稿してますので、宜しければご覧ください。