カスタムの中でも、1回も取り付けた事の無い人からしたら意識しにくく優先度下げがちなカスタムがあります。
それが、ラジエーターを保護する「ラジエーターコアガード」です。
パーツとしてはデカいのですが、見えにくい場所で普段意識しないと見ないためラジエーターを保護しようとする考えに至りにくいです。
しかし、ラジエーターを意識した事無い人は、一度自分の愛車のラジエーターをしっかりと見てみてください。
おそらく、ボロボロになっているはずです。
その状態を見れば、ラジエーターコアガードを装着したくなるでしょう。
今回はラジエーターコアガードを取り付ける理由と取り付け方法、そして実際取り付けた感想をまとめました。
目次
ラジエーターコアガードとは
ラジエーターコアガードは、バイクのエンジンを冷却するラジエーターを保護するためのカバー状のパーツです。その主な効果は以下の通りです。
ラジエーターの保護
ラジエーターはフロントタイヤの真後ろに位置しているため、タイヤが巻き上げる小石や泥、正面から飛来する虫などが直接当たりやすくなっています。
これらの影響でラジエーターが損傷すると、冷却効果が低下し、エンジンの過熱を引き起こす可能性があります。
ラジエーターコアガードは、こうしたトラブルを防ぐためにラジエーターを保護する役割を果たします。
バイクの見た目向上
ラジエーターはバイクの前面に位置する大きなパーツであるため、車種によってはバイク全体の印象を大きく左右します。
また、カスタムメーカーごとにデザインが違うため、ラジエーターコアガードを選ぶことで、他のバイクとの差別化を図ることができます。
メンテナンス性向上
ラジエーターコアガードは、ラジエーターに直接汚れが付着するのを防ぐため、清掃が非常に楽になります。
ラジエーターそのままだと、フィンに引っ掛かりが生じ、軽く拭いただけでは綺麗にすることが難しいのですが、ラジエーターコアガードを装着すれば、表面が平らで引っ掛かりがないため、汚れを簡単に落とすことができます。
さらに、ラジエーターがむき出しの状態だと、フィンに異物が挟まることが多く、それを取り除く手間がかかります。
しかし、ラジエーターコアガードがあれば、異物がフィンに直接入り込むのを防ぐため、こうした手間が大幅に軽減されます。
「街乗りメインならラジエーターコアガードは必要ないのでは?」という意見もあるかもしれません。
しかし、街乗りでも飛び石は発生しますし、道路はどこでも汚れています。そのため、ラジエーターコアガードは全てのバイクにおすすめできるパーツだと考えます。
ラジエーターコアガードの取付方法
用意するもの
エッチングファクトリーのラジエーターコアガードを選びました。
無駄なマークがなくシンプルなデザインで、タイヤが巻き上げた異物が当たりやすい中央付近はメッシュが細かく、その反面サイドはメッシュが広く設計されており、冷却効率が考慮されているなど、細部までこだわった作りが気に入りました。
工具は必須ですね。
製品内容
- コアガード本体
- クッションゴム
- ステー
- エンブレム5色
取付手順
クッションゴム取り付け
クッションゴムをカットし両端(内)へ貼り付けます。
貼り付けた場所はコアガードを取り付けた時にラジエーターと接触する部分になります。
ラジエーター上部へツメを引っかける
コアガードを下方向から入れて、ラジエーターの上部のヘリにコアガードのツメx3を引っかけます。
ツメx3がしっかり引っ掛かった事を確認します、私は1ヵ所引っ掛かって無かった事をステーを締め付けてる時に気づいてやり直しましたので確認はしっかりしましょう。
ステーでコアガード下部を固定する
最後にコアガード下部をステーx2で固定して完成です。
車種やメーカーによっては正面からのアクセスだけではだめで、面倒になる場合もあるんですけど今回は楽でした。
基本的にラジエーターコアガードは見えているところに被せる形になるので簡単な場合が多いです。
ラジエーターコアガード取り付け後の感想
取付前は、色は黒だし場所的にも少し隠れるので目立たないと思っていたのですが、想像より見えてて変化に驚きました。
前に乗っていたNinja400でもつけていて、それも「金」色でしたが、カウル付きバイクだと横からだと完全に隠れた感じになるし、正面から見ても奥まって隠れた形になるので、正直あんまり目立たなかったです。
それと比べてMT-09にはカウルは無いので、隠れた感じは少なく黒色でも十分に存在感があって全体の印象も変わりいい感じです。
エッチングファクトリーはブラックとシルバーの2色展開で、ブラックの方が約3,000円高いため少し迷いしたが、やはりブラックの方が車体のベースカラーにマッチしており、結果的に選んで正解でした。
洗車の手間も減りました汚れても軽く拭けるようになったし、ゴリゴリ洗えるようになり、洗車後綺麗になったのがハッキリわかるので気分もいいです。
最後に
ラジエーターコアガードは保護系の他のわかりやすいカスタム、エンジンガード等を優先する場合が多いですが、ラジエーターの保護も大切です。
純正のままですぐにどうにかなるということはありませんが、長期間バイクと付き合って行くことを考えると未来のリスクに対して費用対効果も良いでしょう。
見た目、機能ともにグレードアップするラジエーターコアガードのカスタムは、簡単に取り付けられるカスタムパーツなので、愛車と長く快適に乗るための1つとして取り入れてみてください。