MT-09(2021年式)は、積載性が高い方ではありません。
しかし、私は休みが取れれば長期ツーリングに出かけ、週末には日帰りで100~500kmほどのツーリングにもよく行くため、荷物を積む頻度が高いです。
今回は、MT-09の積載性を向上させるためにシートバッグを取り付けるために行ったカスタムについてまとめました。
目次
MT-09の積載性を高める方法
MT-09の積載性を確認
MT-09の後部を確認すると、シートバッグのベルトを引っかけるところが一切ないことが確認できます。
MT-09のシートは一体型でシート下からベルトは伸ばしにくく、そもそもNinja400のようにリアシートの中にベルトを引っかけるフックがついている仕組みもありません。
このように何もない状態だとベルトを引っかけるのはタンデムステップぐらいで、前側はそれでよかったとしても後側は何もなくそのままでは積載性は皆無です。
MT-09の積載性を高めたカスタム
上記で示した通りMT-09にはベルトを引っかける場所が全くありませんが、よく見るとリアキャリアを取り付けるためにあらかじめ設置されているボルト箇所があります。
このボルトを外し、フック形状のカスタムパーツを取り付けることで、ベルトを引っかける場所を作ることができます。
片側で2カ所ありますが、シートバックの大きさを考えに前の方をM8x40mmのフックへ変更しました。
シートバッグは前x2後x2合計4ヵ所で固定するので、次は後ろ側です。
MT-09のリアテールはかなり長く、ナンバープレートと一緒に共締めするようなフックを使うと引っかける位置が遠すぎて不安定になりそうなので却下。
MT-09もNinja400と同じくフェンダーレスにすればナンバープレートからベルトを伸ばす選択肢があるかもしれないが、今の所フェンダーレスにするつもりは無いです。
よくリアテールを見て見ると、リアテールのパーツを固定するボルトが4ヵ所あります。
ここをフック形状のカスタムパーツへ変更します。
こちらは真上方向から引っ張られる形になるのでU字型でM6x25mmのフックへ変更しました。
このフックのみだと取り付けた後の動きがかなり渋くなったので、厚み1.5mmのゴムワッシャーも追加して締め込んでます。
MT-09へシートバッグを取り付けた
ベルトが車体に擦れる感じが無く、傷つく心配がないのが嬉しいポイントです。
また、乗車時にシートバッグが背中に当たらず位置的にも問題ありませんし、走行中もシートバッグが前にズレてくることがなく、しっかり固定されている感じです。
Ninja400では前後4ヵ所で固定してもズレてしまい、追加でベルトを前から後ろにかけて引っかけてズレないようにする必要がありました。
しかし、MT-09ではベルトの位置やシートバッグの接地面積の違いからか4ヵ所でもズレる問題が無いのでこれで十分でした。
もし今後、荷物の量によってズレが生じるようであれば、まだフック形状に変更できるボルトが残っているので、そこにも同じフック形状のパーツを追加して、固定箇所を増やして対応するつもりです。
最後に
シートバッグを取り付けられれば、積載の問題は解決です。
元々のボルトを外してフック形状のパーツに交換するだけの簡単な作業で、見た目への影響も最小限なので、誰でもできます。
ちなみに、どの容量のシートバッグでも、デイトナのヘンリービギンズシリーズがオススメです。
開口部が広く荷物の出し入れがしやすいだけでなく、全体がしっかり補強されていて頑丈です。
また、何年も使っていますがベルトが千切れたりバックルが壊れたりとかもなく耐久性にも優れています。