中型免許を取得し始めて乗ったバイク
HONDA:400x
2018年6月後半~2019年8月前半に事故って廃車になるまでの1年1か月
四季折々、北は北海道~南は鹿児島まで日本全国いろいろな楽しい場所を走りました
気づいてみれば走行距離35,917㎞
400xは僕に、バイクに乗る楽しさと
日本の広さと良さ(20代超えてからは海外旅行ばっかり行ってました)を教えてくれました。
ライダー属性としては、休日に走るサンデーライダーで1日走行距離400~500㎞オーバーの長距離ツーリングが主でした。
この度事故の影響で、400xが廃車になってしまい手放すので最初で最後の400xのインプレを行いたいと思います。
目次
400xってどんなバイク?
HONDAから販売されている、400xは400ccモデル国内唯一のアドベンチャーバイクで
開発コンセプトは「冒険心を呼び起こす」である。
スペックは4スト水冷DOHC2気筒エンジンを搭載するバイクで、
パワーは46馬力。
乗車姿勢の楽さや、航続距離500km、ウィンドウシールドからくる長距離向けの装備と性能により、街乗りから長距離ツーリングまで幅広い用途で楽しめるモデルである。
CBR400Rとは同じエンジンが採用されており、海外向けでは排気量アップされた500xというモデルが販売されている。
※HONDA:400x公式スペック
端的に言うと、長距離ツーリング再適正のトップクラスバイクである。
約1年間400xを乗って思ったこと
400xのエンジンは低中速が太くて扱いやすいぞ!
400xのエンジンは低速/中速トルクが太くて、後半に向けてクセの無い伸び方をするので回せば回した分だけ素直に反応してくれるのでめちゃくちゃ扱いやすいです。
特に発進時の安定感や低速走行も安定しており操作が楽で、細かいギアチェンジ不要で、ストレス少なめの乗りやすいエンジンで、400xは多くの場面で操作が楽で扱いやすくて乗りやすいバイクだった。
免許取得後初めて、400xで走った時ですが
試乗会でYZF-R25やGSX-250Rに乗った時ですが
ちなみに、400xはエンジンの排熱も特段気になったことは無いですね、冬に乗ろうが夏に乗ろうが1回も気になったことは無いです。
400xは足つきがいいのだ!
400xはぱっと見て、他の400ccクラスと比べてデカく見えるらしいが
400xのシート高(800mm)で標準ぐらいの高さで、2気筒エンジンなためボディがスリムで横幅が狭いことにより足がまっすぐ降りるので、足つきが非常に良いバイクだった。
私(身長177cm)で両足ベタ足で膝が30度ぐらい曲がるぐらいでめちゃくちゃ足つきがよかった。
普通の道では足つきベタベタですけど、道路状況悪い道では普段ベタベタな方が安心できる場面が多いので、ヘタクソの僕にとって足つきが悪いのは立ちごけリスクに繋がるので足つきが良いのに越したことないですね。(5回ぐらい立ちごけ経験あるけど・・・うっ)
足つきベタベタすぎたら窮屈で疲れるんじゃないかなって思われるかもしれないんですけど、400xの足つきベタベタ感は乗車時、ギリギリ窮屈にならなかったので僕にとって400xは最高に相性のよかったバイクだったんですよね。
400xは取り回ししやすいぞ!
標準装備のアップハンドルは幅も高さも位置も適度で持ちやすく、切れ角も非常に大きく
車両重量も196kgはバイク全体からしたら軽い方ですし、アドベンチャー系といえば250㎏オーバーも普通であることを考えれば200kgアンダーの400xはかなり軽い方ですよね。
乗車姿勢は背筋ピーンな自然で楽なポジションを保持できるため、通常時はもちろんですが、キャンプツーリング装備(30~40kg)積載時でも比較的取り回ししやすくて助かりました。
ちなみに、背筋ピーンの楽なポジションだと視界が良好(車の前も見えやすい)で先の状況を把握しやすいので、道路状況がわかりやすく事故防止にも少しは繋がってた気もします。
400xの馬力は十分なのか?
馬力46と国内で扱う分には十分ですね。
400xはアドベンチャーバイクといえど46馬力もあれば
フルパワー出せば、1xxkm後半はでるので国内でまともな人が扱う分には十分に余裕を持った走行力があります。
僕は下道メイン(お金がぁ・・・)のライダーなので35,917km中500kmぐらいしか有料高速を走ってない(無料高速は使う)のですが、追い越しの時にパワー不足を感じたりは無かったです。
400xのウィンドウスクリーンは最強である
400xに標準装備されているウィンドウスクリーンはクソデカくて防風性能がめちゃくちゃ高いです。
僕(177cm)ですが、乗車時は顎ぐらいまでカバーされるので上半身が全然圧迫されないのでめちゃくちゃ楽なんですよね。
クソデカウィンドウスクリーンは、疲労軽減以外にも、
虫アタックから汚れるのを守ってくれるし、
軽い雨ならハンドル周りにマウントしているスマホとか電源関係が濡れないので防水対策を直ぐに行わなくて良かったりと疲労軽減以外にも利点があります。
400xの航続距離はすごく長い
燃費25~30km/Lで17L大容量タンクを持っているので
1回の給油で500km近くの航続距離があります。
バイク全体で見ても、1回の給油で500km近くの走るバイクは多くないので、400xの大きな特徴の一つと言えますね。
1回の航続距離が500㎞近く走るので、
400xの乗りやすさも相まって1日の走行距離が500km近く走るのも珍しく無く
400xライダーの中では、「500kmは折り返し1000kmからが本番」とか長距離病を発症している謎患者が多いです(僕もその一人・・・)。
僕もその病気にかかっており、1日で下道500㎞は当たり前だし、最高で800㎞走ったこともあります。
日本なんてどこ走っても(北海道でも)100㎞走ればガソリンスタンドあるんで1回給油で500kmとか走る必要ありますか?思われるかもしれませんが、
ツーリング中の給油回数を減らす事が出来れば観光とか休憩に貴重な時間を使う事ができるので思ってるより充実した1日になりますよ!(もれなく長距離病も発症ですね!)
400xは不人気なのか・・・悲しみ
全国津々浦々走りましたが・・・
400xって不人気なのか、なかなか見かけないんですよね(悲しみ)
たまに、400xを見かけたと思ってよく見たらNC750Xだったり・・・
若い人は、Ninja/CBR/YZF系のフルカウル車乗るし、
おじさんで旅向けならBMWのGS系乗るのであんま選択肢に上がらないですかね・・・
人と被らないってのは、それはそれで話のネタになるので良い面もあるのですが、
人気車種じゃない400xはカスタムパーツが豊富じゃないのでその辺が不満でした。
400xでオフロードはいけるの?
400xはクロスオーバーモデルのアドベンチャーバイクということもあって
こんな感じの勢いがある400xですが
僕は実際数えるほどしかオフロードは走ってないですが400xで走りやすいと思ったことは無いですね、
400xでオフロード行けるかどうかは、オフはあんまり詳しくないですけどライダーの腕と履いてるタイヤ次第じゃないですかね。
うっ・・・北海道のオンネトー付近でこけたトラウマが・・・悲しみ
北海道でのダイナミック停車
オンネトーからに西に抜ける道はダートなんで気をつけて(東からは綺麗な舗装です pic.twitter.com/kdvP01vPkk— RiderKumaX@400X (@kumaX97341372) June 28, 2019
2019年モデルからフロントが19インチ化(以前は17インチ)変更されてるから最新の400xは多少はマシになってるかもしれないですが、
純粋なオフ車なんて車重100㎞前半が多い中、400xは約200kg近くあるしオフロードでのコントロールは結構しんどいと思うんですよね。
ちなみにオフ行くなら、400xはリアのインナーフェンダーが標準装備されてないのでその辺も装備しないと泥だらけでやばいです。
400xの積載力ってもちろんあるよね?
400xの積載力ですが・・・
キャッチコピー「力強いフォルムが冒険心を駆り立てる。」ですよ!
冒険するためのバイクなんだからある方に決まってるじゃないですか!
僕は、日帰り用に10L以下のシートバッグ/タンクバッグ装備したり、キャンプツーリング用にシートバッグ&サイドパニア(30~40kg)の装備で走ったりしてますけど、シートエリアも狭くはないし、リア形状も歪では無いので困ることなく積載装備することができます。
僕はやってないですけど、ステー付けてサイドパニア/トップケースのフル装備してる人もtwitterでよく見かけますし。(400xにフルパニアはめっちゃ似合うのでカッコイイ・・・けどフルパニアはお金がっ)
400xのシートは固くて滑りやすくて微妙
400xのシートは結構固くて、ロードノイズやエンジンの振動等がボディブローのように効いてきて結構おしりの痛みと疲労度が高いです。
さらに、シートが滑りやすく着座ポジションがズレやすくストレスが溜まりやすいです。
これらの悩みを解決するために最善の方法は・・・ゲルザブシート!
ゲルザブシートを装着することにより、振動を軽減してくれさらにゲルザブシートの表面は滑りにくくなっているので滑りやすいことへを解決するアイテムでもある。
さらに、サイドタンクパッドを装着すればニーグリップ力が10倍ぐらいにアップされてホールド感が上がるので、安定感と安定することによるバイクとの一体感により走る楽しむも増すのでおすすめです。
滑りやすかったら下記のような事象があるのであなどるなかれ
- 信号停車のたびに少しお尻がズレるのでポジションを直し発信を繰り返すことになり、ズレた分の力が肩や手首に負担がかかり疲労がたまる
- 山道を下る時等の前のめりに重心が移動する状況で下半身で支えにくいので、肩や手首に負担がかかり疲労がたまる
- 急停車時などかなり前の方に滑ってしまうのでバランスを崩しやすく危険、ちなみに急停車時腰が浮いて大事な部分をタンクにぶつけたりした
- 雨天時のレインウェアを着ている時などさらに滑りやすく事故リスク増加で非常に危ない
400xのマフラーは静かというか無音?面白味が無い
400xの純正マフラーは静かすぎて、
無音といっても言いぐらい静かで面白くないんですよね
となりに適当なバイクが並べばかき消されて何も聞こえなくなる。
僕は「モリワキ:MX EXHAUST SERIES」に付け替えていました。
回していった後半最高出力時が少し伸びるようになって、回せば回すほど音が好みのええ感じになったので満足していました。(表現の乏しさ・・・
400xはめっちゃ頑丈!不具合もなし!
5回目の事故でフロントフォークが曲がってしまって廃車の決断をするまでは
軽くこける程度の事故では、走行不能になるような深刻不能なダメージを負うことは無かったです。(その場で力業で直したことはあり)
ホンダドリームの1か月/6か月/12か月点検は出してましたが、
普段のメンテナンスは、チェーン張り直しとオイル交換を走り心地が気になったらやってたぐらいでしたが特に不具合起きたことはありませんでした。
おすすめお手軽400xカスタム
400xに乗るのならとりあえずやった方が良い、簡単ポン付けできるカスタムを紹介します。
エンジンスライダー
とりあえずエンジンスライダーを装備しておけば立ちごけや軽い転倒からサイドカウルやエンジンを守る事ができます。
倒した時にエンジンスライダーの長さ分バイクが起きるので起こしやすいですし装備しておいて損はないです。
サイドタンクパッド
サイドタンクパッドの有無はニーグリップした時の、バイクとの一体感が格段に増して、走る楽しさも上がります。
無駄な力を使わなくて済むので疲労軽減にも繋がるし、良いことだらけですね。
リアインナーフェンダー
400xって標準でリアのインナーフェンダーが装備されてないんですよね。
普段は別に気にならないんですけど、悪天悪路を走った時にリアタイヤから飛び散った泥が前方のエンジン関係の内部まで飛び散りまくって汚れがやばい事になるのでとりあえず装備しておいた方がいいです。
その他簡単カスタムの紹介もまとめています。
まとめ
400xは400ccモデル国内唯一のアドベンチャーバイクなだけあって
他のバイクには無い特徴も多いです。
クソデカウィンドウスクリーンやアップハンドルに加え乗車ポジションによる
疲労軽減や取り回しのしやすさ
1回給油したら500km近く走る航続距離性能など400xは旅適正が高いです。
400xに乗って超長距離ライダーの一員に!(長距離病)
個人的に400xは扱いやすくて旅適正が高いのでこのバイクに合う人は、
バイク初心者や、旅好きな方や、リターンライダーの方などが乗るのに適してるんじゃないかと思っています。
YouTube動画
Youtubeに動画も投稿してますので、宜しければご覧ください。