バイクの足回りで一番重要なアイテムってどこですかね?
僕は「タイヤ」だと思ってます。
ゴールドチェーンにしようが・・・
アルミ削り出しのスプロケットにしようが・・・
ブレンボのブレーキを装着しようが・・・
タイヤが摩耗仕切って本来の性能が発揮されなかったら、どれだけ足回り整えてても意味ないですよね。
あたりまえですが、タイヤはバイクと地面がスマホx2台分ぐらいしか触れてない、唯一の力を伝えるための重要な部分です。
僕のNinja400は納車してから7,300kmほどいろいろな所にツーリングに出かけましたが
耐用年数的に見ても、スリップサイン等の目視チェックでもまだ問題ないレベル(もちろん傷もなし)ですが
近々長距離ツーリング(約2,500km)予定がありまして
5,000km時点から7,000kmまでの減りぐらいから見てツーリング先で
タイヤが摩耗仕切って滑りやすくなったり、雨の時も走ることもあるかもしれないので普段より危なくなるかもしれないので、少し早いですがNinja400のタイヤ交換することにしました。
実はこう思うのも、僕は北海道ツーリング時にタイヤ交換を甘く考えててリアタイヤが摩耗仕切ってバーストして事故にはなりませんでしたが、
レーカー呼ぶ自体になり大変面倒な事になったのでそれからタイヤの状態には人一倍気をつけるようにしてます。
タイヤは消耗品で金額的にも大きい出費ですし、徐々に摩耗し性能も少しずつ落ちていくため普段乗っているだけではタイヤの性能劣化に気づかず、タイヤ交換を先延ばしにする人もいるでしょう。
でも、そうやってタイヤ交換を先延ばしにして、万が一タイヤ本来の性能が発揮されずに危ない状況に陥ってしまってからは遅いので、
普段からしっかりタイヤの耐用年数と目視チェックを忘れず危険な状態になる前にタイヤ交換を行うようにした方がいいと思います。
今回はNinja400(2020年式)のタイヤ交換の話ですが、Ninja250/400(2018年式以降)なら同じタイヤを履くことができます。
目次
タイヤ交換しないとどうなる
摩耗仕切ったタイヤで走っていると、道路ノイズをしっかり吸収できなくなり乗り心地が悪くなったり、
グリップ性能が落ちるので、スリップしやすくなったり、ブレーキ時の距離が伸びたりと事故リスクの増加が考えられます。
また、車検があるバイクの場合、車検のチェック項目にタイヤチェックがあるので、
摩耗仕切ったタイヤだと車検をクリアすることが出来ません。
車検では以下の2点が見られます。
- 溝が0.8m以上残っているか?
- スリップサインが見えているか?
タイヤ交換時期の判断方法についてについて
スリップサイン
タイヤは目視でスリップサインの有無や、ひび割れなどの傷など日常的にチェックするようにしましょう。
スリップサインを見る方法ですが、タイヤの側面には多くの情報が印字されています。
タイヤの側面にある▶マークを目印にしてからタイヤ中央に向かって見ていきスリップサインが見えるようになればタイヤ交換した方が良いでしょう。
最後のワイヤーまで露出してバーストするまで消耗するまで使用するのは論外ですが、
スリップサインに達する前には交換するようにしましょう。
普段から意識していれば、バイクの些細な乗り心地の変化に気づきやすいかもしれませんね。
引用元:バイクのスリップサイン見方
耐用年数
タイヤはナマモノともいわれていて、タイヤの側面を見てみると耐用年数を見ることが出来ます。
タイヤの耐用年数はタイヤによりますが3~5年でゴムが徐々に劣化していき本体の性能が発揮されなくなります。
耐用年数は保管状況によっても変わってきます、野外で直接紫外線や雨等に晒されているよりは
室内やバイクカバーをしっかり被せることによって余計にダメージを負うことなく、タイヤの劣化を防ぐ事ができます。
おおよそのタイヤ交換費用
タイヤ交換費用は大きく分けて
「タイヤ本体」「タイヤ交換工賃」「廃タイヤ代」
に分けられます
タイヤ代(リア&フロント)
費用:30,000円~
タイヤの価格はサイズの違いやサーキット向けのグリップ力の大きいものか、ツーリング向けの乗り心地や排水性が高いものかなど種類によって大きく違い、
それらの理由に加え、メジャーなタイヤサイズかどうかで結構変わってきます。
僕が今回Ninja400の新しいタイヤにすることにした「ブリヂストン:BATTLAX HYPERSPORT S21」はツーリングも楽しみたいけどワインディングを少し攻めたいorサーキットデビューしたい人向けにもスポーツツーリングタイヤ等の両方のいいとこ取りしたようなタイヤもあります。
バイク用品店の方に聞いたのですが、大型排気量/小排気量毎にメジャーなタイヤサイズがあって、メジャーなタイヤサイズならメーカー生産も多く、販売店在庫も多いので落ち着いた価格になるらしいのですが、外れている場合在庫もなく定価になるのでタイヤの価格も高くなります。
僕のNinja400(フロント:110-リア:150)の組み合わせはメジャーサイズでは無いらしく店舗在庫も無くメーカー取り寄せになったので高かったです。
また、タイヤはそのナマモノと言われるような性質上在庫を永遠に抱えられず、
多くの需要が見込めないバイク販売店では保管に手間がかかり大量に入荷できないため、
一般的にバイク販売店(ホンダドリームやカワサキプラザ等)よりバイク用品量販店(2りんかんやバイクワールド等)の方が、タイヤの販売価格が安いことが多いと言われています。
僕のように北海道などの出先でタイヤ交換するような事になれば、タイヤの選択肢も少なく(まずタイヤの在庫が少なく見つかるのが奇跡)、割り引いた価格ではないので非常に高い価格になったりします。
タイヤ交換工賃(リア&フロント)
費用:4000円~
工賃は店舗設備等によっても変わってきますが
重要なのはタイヤを外すために追加で何か作業が発生するかどうかです。
例えば、タイヤを外すためにマフラーを外さないとかカウルを外さないと出来ないと言った場合には追加で工賃が発生してきます。
リアとフロントタイヤ事に工賃が違うことが多く、セットで作業する場合はセット割引してくれる場合もあります。
持ち込んだタイヤの場合、店舗で購入したタイヤとは別に数割増しの工賃が発生します。
これは店舗でタイヤを購入した場合は、タイヤで利益が出た分工賃が抑えられている為です。
また、店舗によっては持ち込まれたタイヤでは安全性を保障できないため交換自体受け付けてない場合もあります。
廃タイヤ代
費用:数百円~
タイヤを廃棄する為に、決められている費用です。
店舗によっては工賃に含まれていることもあります。
バイクワールドでNinja400のタイヤ交換してきました
- 交換日 :2019年11月
- 交換場所:バイクワールド
- 作業時間:約1時間00分
- 車種 :Ninja400
- 走行距離:7,300km(ダンロップ:GPR300)
交換前のタイヤ状況
1枚目がフロントタイヤ、2枚目がリアタイヤです。
交換前のタイヤはNinja400納車時からのダンロップ:GPR300で走行距離7,300kmになります。
スリップサインまでは達していませんが、あと1,000~2,000kmで危ないタイヤ状況になりそうです。
バイクワールドで交換したタイヤは?
Ninja400のタイヤサイズ「フロント:110-リア:150」の組み合わせは珍しく選択肢が少ないのですが、以下の条件で探しました。
- 基本はツーリング用途
- ワインディングで少し攻めた楽しみ方をしたい
その結果選んだタイヤは
ブリヂストン:BATTLAX HYPERSPORT S21
ブリヂストン:BATTLAX HYPERSPORT S21の特徴
多くのライダーたちに支持されてきたS20 EVO がさらに進化した。
優れた軽快性による扱いやすさと、コーナリング時の接地感はS20 EVO を凌駕する。
リアタイヤはブリヂストンの独自技術ULTIMAT EYE™を活用して開発し、専用コンパウンドを採用することでトラクションをアップ、摩耗ライフの向上にも成功。
マシン性能をさらに引き出し、操る喜びを追求した真のプレミアムスポーツラジアル。●スポーツライディングをメインに楽しむお客様に
●スーパースポーツ車でウエット性能もライフ性能も求めるお客様に
●サーキット走行を始めてみたいとお考えのお客様に引用元:ブリジストン公式HP
バイクワールドのタイヤコーナーには用途別のタイヤ性能一覧表や、相談に乗ってくれる店員さんなどがおりタイヤを選びやすかったです。
バイクワールドタイヤ交換費用
フロント/リアタイヤ代
- BATTLAX HYPERSPORT S21-110:17,595円
- BATTLAX HYPERSPORT S21-150:24,735円
合計:42,330円
タイヤ交換工賃
合計:5,100円
タイヤバルブ
合計:1,000円
※タイヤ交換、2回に1回ぐらいの頻度で交換すればいいものらしいですが交換しました。
廃タイヤ
合計:600円
総合計
総合計:49,030円
Ninja400のタイヤサイズはメジャーで店舗在庫が無く
「BATTLAX HYPERSPORT S21」はバイアスタイヤで比較的値段が元々高いタイヤになるため結構高めの費用になりました。
バイクワールドタイヤ交換作業待ち時間
タイヤ交換作業待ち時間は1時間ぐらいでした。
自分の場合、初日は確認せずに行って在庫がなくタイヤ取り寄せになったので
タイヤ交換日は予約してから行ったのですが
基本的に休日の作業ピットは混みあうので予約してから行ったほうがスムーズに済むと思います。
作業完了後のバイクワールドの場合、電話で呼び出してくれます。
追記)BATTLAX HYPERSPORT S21 タイヤレビュー
5,000km走行時点
バイクワールドの店員さんはタイヤライフ10,000km近く持つと言ってたのですが、この減り具合を見る感じあと2,000~3,000kmも走ればライフ終わりそうですね。
ライフは期待通りいきそうにないですが、グリップ力や雨天時の走行性能など十分に発揮してくれているのでいまのところは満足しています。
7,700km走行時点
7,700km時点でライフに限界を感じたのでタイヤ交換しました。
最後までグリップ力は中々でコーナーを楽しむには最高のタイヤでした。
GPR300(Ninja400純正タイヤ)と比べるとライフは少し短かったですが、グリップ力は一回り上と感じだと思うのでどちらをオススメするかというと、S21です。
まとめ
タイヤは消耗品で、いずれ交換するものになります
耐用年数または目視でスリップサインなどを見て日常的に消耗具合は意識するようにしましょう。
タイヤは大量入荷できる大手バイク用品店の方が、バイク販売店などにくらべ安く手に入れれる場合が多いですが
Ninja400のようなメジャーなタイヤサイズから外れている組み合わせの場合は店舗在庫がない場合があり高くなることもあります。
また上記理由から、ツーリング先でタイヤの在庫を多く抱えてるような店がない場所(タイヤが見つからない可能性も高い)でタイヤ交換する事に慣れば高い出費になることがあります。
僕は、北海道ツーリング時にタイヤがバーストしてパンクしてレッカーされて大変な経験をしたため、タイヤの状態には人一倍気を使うようになりましたがこういった経験をする前に、タイヤの消耗を意識して交換するようにしましょう。
タイヤ交換後、新品タイヤはよくすべるので馴染ませる意味を含め100kmほど軽く走行して皮むきは忘れずにしましょう。
ブリヂストン:BATTLAX HYPERSPORT S21
はツーリングからワインディングで攻めたい人まで使えるオールマイティなスポーツツーリングタイヤだ!
YouTube動画
Youtubeに動画も投稿してますので、宜しければご覧ください。