北海道は本州とは一味違う景色や道が多く存在します。
たとえば
- 小高い丘見渡す限りの緑の絨毯と風車群・・・宗谷丘陵
- 見渡す限りなにも無いだけどそれがいい・・・猿払エサヌカ線
- 手付かずの自然が残り連なる山々が美しい・・・知床峠
- どこまでも続く緑の絨毯を駆け上がる・・・ナイタイ高原
等などあげていけばきりがありません。
北海道は広く&オススメツーリングスポットが多すぎて一度で紹介できないので
北海道のメジャーな分け方「道北」「道東」「道央」「道南」で4つに分けたときの
今回は「道北」のツーリングルート/スポットをピックアップして紹介していきたいと思います。
紹介するツーリングルート/スポット基準として下記2つを選考基準にしています。
- 僕がバイクで訪れて景色のよかった場所
- 僕がバイクで訪れて走ってよかった道
あと主観になりますが「おすすめ度」「走行度」「絶景度」で星をつけていこうと思います。
北海道のツーリングルート/スポットでこんなところもあるのか!?って思っていただけたら幸いです。
※2019/06/14~28の期間で僕が訪れた情報を元にしています。
目次
【道北】ツーリングスポット/ルート
オトンルイ風力発電所
28基の巨大な風車が一直線に並ぶ
- おすすめ度・・・★★★★
- 走行度・・・★★★
- 絶景度・・・★★★★
オロロライン北側の日本海沿いに、1基あたり99mの巨大な風車が28基ならぶ姿は壮観
北海道では風車は多く可動しているが、この場所以外でここまでまとまって可動している場所はない。
道路から少し脇道ダートに入っていけば風車の真下まで行って見上げてみることも可能。
真下まで近づけばより大きさがわかりますね・・・風車でかすぎ。
北緯45°モニュメント
北緯45°を示すモニュメント!
- おすすめ度・・・★
- 走行度・・・★
- 絶景度・・・★
オトンルイ風力発電所を超え、サロベツ原野に差し掛かろうとする場所に突如現れる
あまりにもポツーンといきなり現れるので、オロロラインを楽しんでいると見逃してしまいそうになる。
サロベツ原野(道道106号)
ガードレールも電柱も無い道が何十キロと続く
- おすすめ度・・・★★★★
- 走行度・・・★★★
- 絶景度・・・★★★★
オロロラインを北へ走っていくと、左手は日本海右手はサロベツ原野のみが広がり
ガードレール、電柱など遮るものが何もない直線路が何十キロも続き
最果ての道を走っているだと十分に感じさせてくれる道。
何もない・・・そう何もないのだ・・・それがいいのだ!
稚内港北防波堤ドーム
全長427m高さ17m!ドーム形状の防波堤
- おすすめ度・・・★★
- 走行度・・・★
- 絶景度・・・★★
利尻島へ向かうフェリーの近くに突如現れる巨大な防波堤
たかが防波堤とあなどるなかれ、全長427m高さ17mの圧力と造形美は圧巻の一言
中に入って見上げてみればその大きさがより一層分かる
ノシャップ岬
「アゴのように突き出た所」というアイヌ語由来
- おすすめ度・・・★★
- 走行度・・・★
- 絶景度・・・★★
アイヌ語由来通り突き出た位置で波近く低い場所にあるため
海の上に浮いているような岬で、晴の日は利尻富士を眺めることも可能。
モニュメントのイルカがかわいい
宗谷丘陵(道道889号)
最北端に広がる緑豊かな丘陵
- おすすめ度・・・★★★★★
- 走行度・・・★★★★★
- 絶景度・・・★★★★★
最北端宗谷岬の南側に広がる宗谷丘陵は
牧草地帯や風車群が広がり遠くには西は日本海、東はオホーツク海のブルーラインが見える。
丘の向こうには海が見える
どこまでも広がる丘と遠くに見える風車群
生活道路にもなっていないので非常に交通量が少ないのも良い!
白い貝殻の道
海に続くか?天に続くか?白い道
- おすすめ度・・・★★★★
- 走行度・・・★
- 絶景度・・・★★★★
宗谷丘陵の一部に脇道を入っていくと
海側に目を向ければ海に続くように見え、丘側に目を向ければ天に続くように見える
どこまでも続きそうな爽快な白い道が作り出すこの光景はここでしか見れない。
ちなみに白いのは稚内名物の帆立貝(生産工場の廃棄物)が道に撒かれて作られているようです。
アイデア一つでここまで綺麗な絶景を作るなんてすごいですね。
宗谷岬
日本【最北端】の岬
- おすすめ度・・・★★
- 走行度・・・★
- 絶景度・・・★★
日本本土最北端の地で一般人が訪れる場所で最北端の地
晴の日は43km先の樺太の島影を見えることもできる。
宗谷国道
オホーツク海波打ち際の道
- おすすめ度・・・★★★★
- 走行度・・・★★★
- 絶景度・・・★★★★
宗谷岬から網走方面を向かう別名オホーツクライン総延長約319kmの北側でオホーツク海沿い波打ち際を走れる場所。
オホーツクラインは網走まで続くが宗谷岬近くのこの北側が一番景色が良い。
猿払エサヌカ線
オホーツク海沿いに広がる牧草地帯を貫く直線路
- おすすめ度・・・★★★★★
- 走行度・・・★★★
- 絶景度・・・★★★★
北から入れば左右はオホーツク海と広大な牧草地、前方は地平線の向こうにうかぶ山脈が伺える
いくら走っても何も遮るものがない地平線の向こうに沈んでいるような景色は北海道に来たことを改めて認識する。
左右にも何もない牧草地帯
延々と続く直線路
生活道路にもなっていないので交通量も非常に少ないです。
朱鞠内湖 with 美深峠
ワインディングからの日本最大の人造湖
- おすすめ度・・・★★★★
- 走行度・・・★★★★
- 絶景度・・・★★★
山々が連なる走り応えのあるワインディングを走っていると日本最大の人造湖にたどりつく
朱鞠内湖は良い展望台が無いので売りである日本最大の大きさ!や湛水の影響で入り組んだ複雑な湖岸!などの特徴がしっかり見れないのが残念。
あまり有名ではない上紋峠だが走りやすいワインディングが続き個人的にかなり気に入った。
残念なのが朱鞠内湖を綺麗に見れる展望台が無いこと。
朱鞠内湖畔キャンプ場に行く途中に朱鞠内湖展望台が一番よく見えたのでオススメです。
岩尾内湖 with 上紋峠
湖畔から続く高低差の少ない自然豊かな道
- おすすめ度・・・★★
- 走行度・・・★★
- 絶景度・・・★★
岩尾内湖から上紋峠を抜けるこの自然豊かな道は
多少のワインディングと湖畔沿いの緩やかな雰囲気を楽しみながらゆったり走るのがいいのかもしれない。
就実の丘
直線路からの大雪山連峰の大パノラマ
- おすすめ度・・・★★★★★
- 走行度・・・★★★
- 絶景度・・・★★★★★
ジェットコースターのようなアップダウンから始まる道を進んでいくと
分岐路にたどりつくそこでは手前は緑広がり奥には旭岳や十勝岳などの大雪山連峰の圧倒的景色を見ることができる。
多くの丘を巡ったが、綺麗&迫力を併せ持つ就実の丘が一番気に入りました。
マイルドセブンの丘
カラマツが並び、麦畑が広がる丘
- おすすめ度・・・★★
- 走行度・・・★
- 絶景度・・・★★
マイルドセブンのCM撮影の場所として選ばれたこの丘は
小高い丘一面に麦畑が広がり、防風林として植えられたカラマツが並び、広がる青い空が印象的な場所です。
マイルドセブン丘の下の方の入口付近には少しだけ駐車するスペースがありそこから写真がとれます。
ジェットコースターの路
名に恥じぬ北海道で一番のアップダウン
- おすすめ度・・・★★
- 走行度・・・★★
- 絶景度・・・★
北海道の道で直線路は数あれどジェットコースターの路ほどの急降下からの急上昇の差が大きい道は他にはありません。
ただ全長2.5kmと短いため楽しんでいるとあれ?もう終わっちゃったの?みたいになります。
白金青い池
青い池と立ち枯れたカラマツが幻想的で美しい
- おすすめ度・・・★★★★
- 走行度・・・★
- 絶景度・・・★★★★
iPhoneの壁紙に採用されたほどの綺麗な青い池
青い池は散策路が整備されており一方通行になっています。
池の入り口付近はあまり綺麗に見えませんが散策路の突き当り近くから終わりまでが綺麗に見えるポイントです。
最も青く見える時期は5月中旬~6月中旬のようで、台風や雨が多い後等はにごったり薄まってあまり青く見えないこともあるようです。
十勝岳温泉美瑛線
十勝岳中腹を走るスカイライン
- おすすめ度・・・★★★★
- 走行度・・・★★★★
- 絶景度・・・★★★★
十勝岳中腹、白金温泉から十勝温泉までを結ぶこの道は
ワインディングと横目に見える十勝岳を眺めながら約標高900m走るスカイラインは違った楽しさがある。
あまり有名ではないが展望が開けた場所もあり、なかなかの景色が楽しめる。
まとめ
以上が僕が北海道ツーリングで訪れた範囲で印象に残った場所です。
「道北」は
何もないことが絶景「サロベツ原野」や「猿払エサヌカ線」
人工的な絶景「オトンルイ風力発電所」や「白い貝殻の道」
道内屈指の丘陵「宗谷丘陵」
等々バラエティに富んだ景色が多くありいろいろな楽しみ方ができる場所です。
「道央」はこちらにまとめています。
「道南」はこちらにまとめています。
「道東」はこちらにまとめています。