世間ではNinja400のブレーキはあまり効きがよくないらしい・・・
たしかに、Ninja400のブレーキの効きはあまりよくありませんが・・・そのブレーキ具合に実は・・・僕は・・・
でもそろそろそ、約13,000km走行して交換時期が近づいて来たのでフロントとリア両方のブレーキパッドを交換しました。
Ninja400(2020年式)の作業になりますが、Ninja250/400(2018年式)以降なら同じパーツを使い同じ手順になります。
目次
ブレーキパッド交換時期
ブレーキパッドの交換時期の目安ですが、一般的には距離として10,000km前後と言れていますが、使っているブレーキパッドの種類や走り方にもよるのであまりあてになりません。
距離ではなく目視で確認したほうがいいと思います。
ブレーキキャリパーを覗き込めばブレーキパッドの残量を確認できます。
ブレーキパッドの厚みとして以下を下回れば交換を意識しましょう。
- 3mm以下・・・交換をオススメします。
- 1mm以下・・・早期交換しましょう。
また厚みの判断基準としてミゾを見る方法もあります。
一般的にはミゾがなくなったら交換時期といわれています。
普段からチェックするクセをつけておけば減り具合から適切な交換時期が判断できるようになると思います。
ブレーキパッド店舗工賃
ブレーキパッドの交換を店舗でやってもらったらどれぐらいの費用が発生するか有名バイク用品店で比べてみます。
店舗名 | 時間 | 場所 | 費用(税別) |
ナップス | 20分~ | フロント(シングル) | 1,800円 |
フロント(ダブル) | 3,600円 | ||
リア | 1,800円 | ||
2りんかん | 30分~ | フロント(シングル) | 1,500円 |
フロント(ダブル) | 記載なし | ||
リア | 1,500円 |
※パーツ持ち込みの場合は上記値段の2倍
フロント/リア両方交換した場合、どちらの店舗で交換してもフロント/リア合わせたら3,000円以上しますね。
パーツ持ち込みの場合は6,000円・・・
ブレーキパッドはタイヤと違って金額的に大きいものではないので、安く手に入れても持ち込むメリットは無さそうです。
自分でブレーキパッド交換すれば
「工賃+安く手に入れたパーツ代差額」で5,000円以上は出費を抑えれそうです。
ブレーキパッド交換方法
用意するもの
フロント側のブレーキパッドです。
スポーツ走行を楽しみたい!(気持ち)なのでこちらのブレーキパッドを選びました。
リア側のプレーキパッドです。
同じRSシリーズを選ぼうと思ったのですがメーカー適合検索ページでヒットしなかったのでこちらのブレーキパッドにしました。
キャリパーピストンの裏側まで清掃/グリスアップするために、専用工具で回転させる必要があります。
キャリパーピストンやパッドピンへ塗布するシリコングリスです。
鳴き防止用にブレーキパッド裏側に塗布するグリスになります。
ブレーキキャリパーと各パーツ清掃に使います。
工具は必須ですね。
交換手順
フロント側
キャリパーを外す前に、パッドピン(赤丸)を緩めます。
キャリパーを外した後で、浮いた状態だと力がかけにくく、パッドピン自体外すために結構な力がいるためです。
ちなみに、今までバイク整備した中でフロントキャリパーのパッドピンが一番硬かったです。
硬すぎてナメてしまう人も多いようなの気を付けましょう。
パッドピンを緩めたら、キャリパーを外すのですが
Ninja400の場合ABSセンサーのケーブルが少し邪魔なのでちょっとズラしましょう。
フロントキャリパーを外す時の注意点として、ホイールとの間にクリアランスがほとんど無いのでぶつけないように注意しましょう。
キャリパーを外したら、緩めたパッドピンを外します。
パッドピンを外す時のコツとして、ブレーキパッドを抑えつつ、逆側から押したら外しやすいです。
パッドピンを外せば、ブレーキパッドを外せるようになります。
固定されてない状態になるので、抜き取るだけです。
ブレーキパッドの減り具合ですが、13,000km走行時点で6~7割ぐらいですかね。
あと2,000kmぐらいなら持った感じがしますね。
ブレーキパッドを外せば、パッドスプリングが見えるので外します。
軽く引っ掛ける感じで持ち上げれば外せます。
外したパッドピン、キャリパー固定ボルト、パッドスプリング各種部品を清掃していきます。
パーツクリーナーで吹いて歯ブラシでゴシゴシ・・・ゴシゴシ・・・
キャリパーピストン脱着ツールでピストンを回転させて裏側まで綺麗にします。
清掃後、ピストンのグリスアップをします、専用工具で回転させて裏側までしましょう。
後は、取り外した手順の逆をやるだけです。
- パッドスプリングを戻す
- ブレーキパッドの裏側に鳴き防止用のグリスを塗布した後セット
- パッドピンにも薄くシリコングリスを塗布してセット
パッドピンが入れにくい時は、ブレーキパッドを押し込むようにすれば入れやすいと思います。
ピストンが出すぎてブレーキパッドの間に隙間が無く、ブレーキディスクにはめれない場合は、ブレーキパッド越しにピストンを押して戻せば隙間が確保できると思います。
ブレーキキャリパーを固定するボルトの指定トルクは
25N·m
です。
命に関わる部分なのでトルク管理はよりしっかりしましょう。
パッドピンの指定トルクは
17.2N·m
です。
最後にあたりをつけるためにブレーキを数回握ってピストンを押し戻せばブレーキパッド交換作業は終了です。
リア側
リア側はフロント側と手順は同じです。
ただリア側の方が少し面倒だと思いました。
マフラーが邪魔で、作業がやりにくかったです。
マフラーの種類によっては、マフラーを外さないと出来ないかもしれないです。
13,000km走行したブレーキパッドの減り具合ですが
フロント側より残ってますね、これは僕がリアよりフロントブレーキの方を多用するクセがあるので偏りがでてますね。
交換後レビュー
交換前と比べて、特にフロント側のブレーキの効きがよくなった気がします。
交換前の純正パッドは、効き始めの食いつきから握りこんだ時(少し滑ってる感じ?)まであまり満足のいく感じがしませんでしたが
交換後はハッキリと分かるぐらいブレーキの効きが変わりましたね、今までの効き具合が嘘のようです。
今までより軽い力でブレーキが効くようになったので、長距離ツーリング時などより効果が実感できると思いますね、クラッチ側と違ってブレーキ側は握りっぱなしで手を休める暇がないのでうれしい限りです。
まとめ
ブレーキパッドは消耗品なのでいつかは交換するものなので、
普段からチェックするようにして交換時期が来たら交換するようにしましょう。
ブレーキ関連になるので、難しいイメージがあると思います(僕がありました)。
お店の人に頼むのもいいですが、
僕はバイクの事をもっと知りたいしメンテナンスできるようになりたいので初めてやってみましたが、やってみると意外と簡単な作業(オイル交換より少し難易度上がるぐらい)でした。
ただ、間違えがあれば命に関わるので手順やトルク管理により気を付けて行うようにしましょう。
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