電熱装備の配線を接続修理する時に使った『熱収縮圧着チューブ』が便利だったので紹介します。
目次
熱圧着収縮チューブとは
熱を加えたら収縮するチューブに最初から同じく熱で反応する熱接着剤とはんだが組み込まれています。
配線を繋げる時は配線同士を接続固定した後収縮チューブで覆う2工程が必要ですが、一体型の熱圧着収縮チューブを使えば1工程で終わります。
- 黄x10個・・・直径6.0mm/断面4.0〜6.0mm²
- 青x30個・・・直径5.0mm/断面1.0〜2.5mm²
- 赤x35個・・・直径3.0mm/断面0.5〜1.0mm²
- 白x25個・・・直径1.5mm/断面0.3〜0.5mm²
熱収縮圧着チューブの使い方
配線を重ねてチューブを被せる
接続する配線のはんだがあたる部分だけ剥きチューブを被せます。
ちなみに今回接続した配線は電熱パンツと電熱装備の分岐ハーネスです、2年前修理した場所が外れたので今回は熱収縮圧着チューブを使って修理しました。
ヒートガンで熱を加える
ヒートガンで熱を加えていきます。
両端の『熱接着剤』→中央の『はんだ』順に熱を加えるとズレにくいですし、はんだから先に熱を加えすぎるとはんだが溶けて端から漏れてくることもあるので両端から熱を加えましょう。
ヒートガンを1分ぐらいあてると圧着完了です。
その後3分ほど放置して冷ますと完璧に固定されます、両サイドから引っ張っても全然びくともしないレベルなので外れる心配は無いでしょう。
ちなみに家庭用ドライヤーでは全然収縮もしないし、はんだも溶けないので無理です。
100均ライターだと反応はしますが、火加減や距離感に慣れないと焦げたりするし均一にやるのが難しいのでヒートガンが一番おすすめです。
圧着部分の柔軟性はほぼ無いです、この部分は曲らないと考えた方がいいでしょう。
最後に
ギボシ端子のように状況に応じて外すことはできなくなりますが、その必要が無い場所なら熱収縮圧着チューブが一番でしょう。
手に取るとわかりますがチューブ自体も普通の熱伸縮チューブより厚みがあり丈夫で、密閉度も高いので防水性能も期待できます、露出部分が多いバイクで使うのに最適ですね。