レビュー

冬ツーリングはお尻から腹の中まで暖める電熱シートパッド【EK-305】

冬の寒さ対策といえば電熱装備です。

私の昨シーズンまでの電熱装備は4種類『上半身/電熱インナーウェア』『下半身/電熱インナーパンツ』『首/電熱ネックウォーマ』『手/グリップヒーター』でした。

もう電熱装備で暖める場所は無いと考えていたのですが、1つ見つけて今年はお尻を暖める『コミネ:EK-305/電熱シートパッド』を使うようになったので紹介します。

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コミネ:EK-305/電熱シートパッドとは

シートにそのまま被せて使う電熱装備になります。

電熱シート本体/配線/取説電熱シートパッド本体/電源ケーブル/取説
シート裏側シート裏側

ベルクロで固定するだけになります、ベルクロ部分の長さは片側約23cmになります。

大きめのシートで長さが足らなければ100均とかでベルクロを買って繋げればいいのでそこまで気にしなくていいでしょう。

EFFEX:ゲルザブRと重ねてみたEFFEX:ゲルザブRと重ねてみた

私が普段使っているEFFEXのゲルザブRと重ねてみると同じ大きさでしたので、ゲルザブRを使ってる人はそのままのイメージで装着できます。

クッション性もありクッション性もあり

ゲルザブと同じようにクッション性がある素材が裏にあるので、単純なお尻の痛み軽減効果もあります。

配線/ヒューズ3A/5A/7.5A/10A/15A電源ケーブル/ヒューズ(3A/5A/7.5A/10A/15A)

ヒューズは5種類(3A/5A/7.5A/10A/15A)入ってますが、電熱シートパッド単体の接続なら最初からセットされている紫色の3Aでいいです。

確か電熱インナーウェア/パンツを購入した時は、電源分岐ハーネスもセットで入ってた気がするのですが、これには付属していませんでした。

理由は後述しますが、他の電熱装備と電熱シートパッドは電源ケーブルは別で運用した方が良いと思います。

電熱シートパッドを使う下準備

電熱シートパッドを使うにはバイク本体から電気を供給する必要があります。

電源ケーブルの端子加工

バッ直用の丸型端子が標準バッ直用の丸型端子が標準

付属の電源ケーブルの接続端子はバッテリーに直接接続する丸型端子です。

しかし電源スイッチの切り忘れやスイッチを切っていても待機電力の消費があるためアクセサリー電源に接続する事がコミネ公式から推奨されています。

アクセサリー電源に接続した方が良い旨が書かれた紙が別紙で同封(そんなの初めて)されてるぐらい、アクセサリー電源に接続してほしいみたいなので大人しくコミネ公式の言う事聞いておいた方が良いと思います。

ギボシ端子へ変更ギボシ端子へ変更

私が既に用意しているアクセサリー電源はギボシ接続なのでギボシ端子へ変更します。

バイク本体電源へ電源ケーブル接続

デイトナ:D-UNITへ接続デイトナ:D-UNITへ接続

昔取り付けたD-UNITにまだアクセサリー電源の口が余っていたのでこちらに接続します。

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D-UNITと電源ケーブルを接続D-UNITと電源ケーブルを接続

D-UNITは1回取り付けるとアクセサリー電源を3口とれるようになるので、今回のように電源箇所の増設が発生した時に都度作業せずに済むので非常に便利です。

カウル裏に収納カウル裏に収納

D-UNITと余った電源ケーブルの配線はカウルの裏に収納します。

シート用とウェア用のケーブル2本シート用とウェア用のケーブル2本

私の場合電熱インナーウェア/パンツへ繋げる電源ケーブルもあるのでケーブルが2本でることになるので万が一間違えないように目印もつけておきました。

消費電力が違うので接続してしまうとヒューズが飛ぶので用心するに越したことは無いと思います。

電熱シートパッド実際使ったレビュー

「高」は熱すぎる「高」は熱すぎる

重要な暖かですが、3段階設定(高/中/低)できますが基本は「中」で十分です。

一番寒かった環境で-1°の中走りましたが「中」でも十分暖かさを感じれました、「低」でも暖かみは感じたのですが心もとない感じで、「高」だと熱すぎて使っていると下げる操作が必要になるので使い勝手が悪いです。

暖まり方に癖があってウェア系の電熱装備だと直ぐに暖かいのを感じるのですが、電熱シートパッドは「高」でも最初は何も感じなくて、段々と熱く感じてきて5分ぐらいで安定する感じですぐに熱くはなりません。

これはウェア系の電熱装備と違って電熱との間に服の数が多いので熱の浸透に時間がかかるためだと思います(私の場合ボトムは三枚重ね着「デニム+電熱インナーパンツ+温熱インナーパンツ」)

さらに1回暖まると部位的に風があたらない場所なので熱が全然逃げなくて、倍々で熱くなっていくようにも感じました、これもウェア系の電熱装備の部位だとある程度風が抜けて熱が逃げるのでしょうがお尻なので風が全然抜けないんですよね。

熱源範囲 引用:公式EK-305 12Vヒーティングシートパッド熱源範囲 引用:公式 EK-305ページ

暖まる場所はお尻からへその裏まで内部でぐぐっと暖まる感じです。

電熱シートパッドを使うと上のお腹まで暖まる感じはあったのですが、下の太ももとかは暖まる感じはありませんでした。

ちなみに初めて使った日にお尻左右の一番体重がかかる所を低温火傷しました。

意外と押せるボタン意外と押せるボタン

ボタンの操作性ですが、位置的に押しにくいかなと思ったのですがしっかり露出してる分意外と押せます。

電熱インナーパンツのボタンとかは服に埋もれるから押しにくかったりしたのですが、電熱シーパッドは一応走行中でも押せます。

位置的にもヘルメットを被ってる事も相まってボタンを直接視認するにはかなりしんどいので、温度設定は押した数の間隔で切り替えることになりますが、押した感覚は冬グローブ越しでも感じたので操作できると思います。

シワが残りやすいシワが残りやすい生地

見た目は表面の生地があと残りしやすくて初日使っただけでラインが残ったのは初めての残念ポイント。

座り心地はゲルザブと同じようにゲルが入ってるので長距離ツーリング向けで、座り心地は似たような感じです。

お尻の痛み具合は同じぐらいで、むしろ暖かくなって血流が良くなる分冬はこっちの方が良いかもしれないです。

ちなみにゲルの厚みがあるので足つきに影響あるかと心配があるかもしれませんが、実際座ると沈み込むので見た目の厚み程感じるものは無く影響はほとんど無いでしょう。

アクセサリー電源がオススメアクセサリー電源がオススメ

電源接続は絶対アクセサリー電源がいいです、実際使って「バッ直ならこのタイミングで電源OFF操作、ケーブル抜く」のかって考えるとよりそう思いました。

いつかツーリング先でスイッチOFF忘れる時が来ると思います、例えば店舗で休憩してる時にOFFにしてないことを思い出し急いでバイクの元へ走る未来、さらに忘れ続けてバッテリー切れなんて最悪です。

さらに家に帰った後ケーブル抜くの忘れ、そして翌週バッテリー上がってしまう未来が見えました。

ほとんど忘れないと思うんですけど、そういった事気にするのがそもそも面倒だし1回ぐらい忘れると思うんですよ。

例えば考え事しててアゴ紐締め忘れて走り出しちゃう時とかあるじゃないですかあんな感じで忘れる未来があると思います。

最後に

5つ目の電熱装備として電熱シートパッドを使い始めましたが、今まで使ってきた電熱装備『上半身/電熱インナーウェア』『下半身/電熱インナーパンツ』『首/電熱ネックウォーマ』『手/グリップヒーター』と比べても一番強く暖かみを感じて驚きました。

実際に使う前はお尻は電熱と肌の間に衣服が多いし、ウェア系の電熱と違って電熱面が露出する事になるので全然暖まらないと思っていたので良い意味で裏切られました。

だがしかし、電熱装備の優先順位としては一番低いです。

『 手 > 上半身 > 下半身 > 首 > お尻 』の順番で優先度が高いと感じていて、他の場所がまだ電熱化していないのなら先にその場所から電熱装備にすることをオススメします。

YouTube動画

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