エンジン警告灯が点灯したので調べるとO2センサーの不具合でした。
O2センサーは不具合が出たら交換するような消耗品らしく、大体寿命は3~5年とか5~8万kmとからしいのですが、私のバイクは今5年目で11万km超えているので寿命だったようです。
ちなみにセンサーの感知する部分が汚れているだけで、清掃したら直るという情報もあるのですがあまり意味ないようなので最初から交換の方向で進めました。
今回はエンジン警告が点灯した時の原因特定方法とO2センサーの交換方法をまとめました。
目次
O2センサー不具合の影響範囲
O2センサーは不具合が起きてもすぐにバイクに乗れなくなるような事はありませんが、いろいろな不調へ繋がるようで私のバイクでも症状を感じました。
燃費悪化
エンジン警告灯が点灯してからO2センサーを交換するまで、徐々に燃費が悪くなっていき最終的には約10%悪化しました。
普段はどんな走り方をしても300km以上は走ったのに250~270kmぐらいまで航続距離減って長年染みついた給油タイミングがズレてかなりストレスでした。
排ガス悪化
O2センサーは排ガスに含まれる酸素濃度を検知して、理論空燃比(空気とガソリンの割合)を導いて綺麗に燃焼するようにするパーツなので、機能しないと排ガスが汚くなります。
これには心当たりがあって、この前の12ヵ月点検で排ガス値が悪いと言われたのでその時からO2センサーが壊れ気味だったのかもしれません。
サービスコードで不具合特定方法
エンジン警告灯が点灯している因を示すサービスコードをメーターで確認できます。
- オドメータにします
- アッパー/ロアーボタンを2秒以上同時に押します
- サービスコードが2桁の番号で表示されます
サービスコードが33または67の場合O2センサーの不具合になります。
元々33が表示されてたんですけど、O2センサー交換後サービスコード確認したら67になってました(O2センサー外した状態で試しにエンジン始動したのが原因かな)。
他にもサービスコードではスロットルセンサー、吸気圧センサー、ギアポジションセンサーステックコイル等その他各種不具合の診断ができます。
O2センサーの交換方法
新品O2センサーを用意する
純正部品の購入方法はこちらにまとめています。
右ミドルカウルを外す
O2センサーは右ミドルカウルで隠れた場所にあるので外します。
カウルの外し方はこちらにまとめています。
コネクタとリード線を外す
コネクタの接続を外し、リード線を外していきます。
O2センサーを外す
O2センサーは固着してそのままだと全く動かないのでラスペネで潤滑してから外します。
新旧O2センサーを比較
納車5年目/走行距離約112,300km使用しました。
O2センサーを取り付け
O2センサーは繊細なパーツなので、地面など硬い面に落とさないように大切に扱います。
締め付けトルクは25N.mです。
コネクタとリード線を取り付け
リード線に何ヵ所か目印がついてるので、それがクランプの位置になるように這わせていきます。
最後にコネクタを接続しカウルを戻したら完了です。
エンジン警告灯の消し方
O2センサーを交換して正常に戻ったとして、エンジン警告灯は操作して消さない限り点灯し続けます。
バイク屋に持ち込んでも消してもらえますが、カワサキ車の場合ユーザー操作で消去できます。
- エンジン始動する
- アイドリングを30秒以上維持する
- 40km以上の速度で5分以上走る
- 上記②③を合わせて10分以上行う
- キーをOFFにする
- 上記手順を①から3回繰り返す
- 4回目のエンジン始動でエンジン警告灯が消えてることを確認する
単純な操作ですが注意すべきところは②と③を合わせて10分以上行う事です。
10分以内ではなく10分以上行う必要があります。
難しく考えないで、アイドリングを30秒行った後10分走るを3回繰り返すで条件満たすと思います。
途中で信号等で停止しても問題ありません、5分以上走るのは合計の話です。
エンジン警告灯消えてから適当に流して再度点灯しなかったらO2センサーがしっかり動いてるという事です。
最後に
O2センサーは消耗品なので乗り続けていたらいつか交換する事になります。
不具合が起きてもすぐに乗れなくなるようなパーツではありませんが、燃費悪化や排ガス値悪化などの原因になるし、エンジン警告灯がついたままだと整備不良で車検に通らなくなります。
それに他の原因でエンジン警告灯がつくようになった時に新たな不具合に気づけなくなるのでなるべく早く対応したほうがいいでしょう。
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