ツーリングは楽しい!
走れば走れるほど楽しくなってきますよね。
でも・・・楽しさに比例して疲労も溜まっていきます。
私は年間何十回も長距離ツーリングに出かけるので、いかにに疲労を溜めずに楽しくツーリングできないかと毎回考えます。
そんな私が先日長距離ツーリング6日間合計3600km走ってきて改めて思ったのですが、どんなバイクでも手軽に使えて疲労軽減に効果が高いゲルザブシートって長距離ツーリングのアイテムとして一番役に立つのではと思ったので今回紹介します。
目次
ゲルザブが必要な理由
バイク乗車中に一番体重が乗り圧力がかかるのはどこでしょうか?
答えは・・・お尻!
バイクに乗ってる限り誰でもお尻の負担が大きくなり、長時間お尻を圧迫していると血流障害を発生し血液が流れにくくなります。
何百kmも走る長距離ツーリングにもなれば、そのお尻の疲労痛みがお尻だけでは無く姿勢の悪さ等にもつながり体中に広がっていってツーリングを楽しむどころじゃなくなります。
このような状態にならないように、バイクの乗車姿勢を変えて疲労の分散を図る事も出来ますが、シートのクッション性を高めて根本的に疲労軽減効果を得る方法もあります。
たまにツーリングをしているとお尻を浮かして圧迫を解消している人を見かける事もありますが、バランスを崩して事故しても大変だしそもそもバイクによっては立てないですよね。
ゲルザブを実際使っているとクッション性を高くし疲労軽減に効果を発揮するにはもちろん、実は他にも利点があります。
ゲルザブについて
エクスジェルとは?
ゴム(形状回復性)とゲル(流動性)を併せ持つ特殊柔軟ゴムで、ウレタンに比べて10倍の衝撃吸収力があり、熱により形状の変化もほとんどなく経年劣化にも強いです。
素材自体他のゴム素材より軽量で、振動分散x衝撃吸収力に優れるため振動の多いバイクとの相性がよく、荷重に対して緩やかに追従するためライディングの動きを妨げません。
簡単にまとめるとお尻を優しく包んでくれて振動を軽減してくれる素材になります。
ゲルザブのラインナップは3種類
ゲルザブD
一番大きいゲルザブでオフロードバイクやアドベンチャーバイクなどのダブルシート向けになります。
ゲルザブR
標準サイズのゲルザブで多くのバイクに取り付けれるちょうどいい大きさになります。
私もこちらを使用しており愛車のNinja400のソロシートにピッタリの大きさです、以前乗っていたダブルシートの400xでもこのゲルザブRを使用していました。
ゲルザブS / SS
一番小さいサイズのゲルザブで上記2種類とは違いシートの上に装着する形では無く、シートを加工して中に埋め込んで使います。
ゲルザブは単純構造で取り付け簡単
マジックテープで前後2ヵ所シートに巻き付けるだけの見た通り単純な構造なだけあってほとんどのシートで使えます。
私は普段はお尻を鍛える為にゲルザブは外していて、長距離ツーリングに行く時だけゲルザブをその都度取り付けているのですが、簡単に取り付け出来るので全然苦では無いですね。
ちなみに上記の理由で結構な頻度取り外ししてますが、マジックテープがボロボロになったりとかは無いので、その辺の耐久性も結構高いです。
ゲルザブの効果レビュー
振動軽減/圧力分散の効果とは
内臓されているゲルが微振動を軽減し、ゲルがへこむ分普通にお尻を乗せている以上にお尻との設置面積が包み込むように広がって圧が分散されるため局所的な負担が減ります。
痛みの軽減具合ですが、Ninja400乗車時で大体150kmぐらいでお尻が痛くなっていたのが300kmぐらいまで伸びたように感じます。
それに加えて痛みを感じるようになった後も、痛みの上振れが軽減されたように感じます。
まとめると、ゲルザブを使うと痛くなるまでも伸びるし痛くなった後の痛みの感じ方も軽減されるといった感じで、ゲルザブを使えば全く痛みを感じなくなるということは無いので注意してください。
今まで3年で6万kmぐらいは使用していますが、ゲルの形が崩れて偏りがあったり効果が軽減したりと感じる事は無いのでゲル自体の耐久性はかなり高く長期間使えそうです。
足つきへの影響は軽微
ゲルザブRの厚みは12mmなので足つきへの影響はほぼありません。
お尻の痛みを軽減したいからといって大きく座高が変化したらライディングポジションが変わってしまうので良いこと無いですが、ゲルザブRなら12mmなのであまり気にならないレベルです。
お尻が滑りにくくなるオマケ
表皮には難滑性レザーが使われていて滑りにくくなっています。
ノーマルシートって結構滑るんですよね、お尻が滑って着座位置が変わってしまうと無駄に乗車姿勢が変化して余計に疲れます。
振動軽減でお尻の痛み緩和目的のゲルザブですが、この滑らない仕様も姿勢が崩れにくいのでお尻の痛みだけじゃなく体全体の疲労軽減に繋がってかなり良いです。
表皮の耐久性ですが、穴が開いたり破れたりとかは無いのですがシート形状に沿った筋が発生しています。
最後に
ツーリングは楽しいですが、やっぱり長時間走る事になれば疲労が溜まり楽しいツーリングもいつの間にか楽しくなくなってしまいます。
そうならない為にゲルザブでお尻の痛み軽減そして連なる体の疲労軽減に努めましょう。
あと勘違いしないで欲しいのですが今まで言ってきた通りお尻の痛みが完全に無くなる事は無く、あくまで痛くなるまでの時間が長くなり痛みの上限が軽減されるだけのアイテムになります。
YouTube動画
Youtubeに動画も投稿してますので、宜しければご覧ください。