電圧をしっかり管理するために電圧計を取り付ける事にしました。
今回は、Ninja400(2020年式)の電圧計を取り付けたまとめになりなりますが、Ninja400/250(2018年式以降~)でも同じ方法で電圧計を取り付ける事が可能です。
目次
電圧計取り付けについて
用意する物
コンパクトで取り付けやすそうだったのでデイトナ製の電圧計を用意しました。
電圧計と接続するアクセサリー電源を確保するために用意しました。
一部配線加工する必要があるのでギボシ端子を用意しました。
一部配線加工する必要があるので電工ペンチを用意しました。
工具は必須ですね。
電圧計の製品内容
- 説明書
- 電圧計メーター本体
- 両面テープ/配線コネクター
- 電源ハーネス
手順
配線加工
- 白配線・・・アクセサリー電源接続用
- 赤配線・・・バッテリー接続用(マイナス)
- 黒配線・・・バッテリー接続用(プラス)
まず電圧計の電源ハーネスの1番配線(白配線)をアクセサリー電源に接続するために加工します。
接続先の電源取り出しハーネスのアクセサリー電源のギボシがメス端子なのでオス端子加工します。
電源取り出しハーネス取り付け
シートを外すと、後ろ側にカバーがかかった物が見えます。
カバーを外すと中にアクセサリー電源用に使える4Pカプラが出てきます。
4Pカプラの蓋はツメを下から持ち上げると外れます、先細のラジオペンチだとやりやすいです。
事前に用意した電源取り出しハーネスを接続します。
元々あった4Pカプラの蓋を電源取り出しハーネスの4Pカプラの方へ被せます。
これでアクセサリー電源の確保は完了です。
バッテリーと電圧計電源ハーネスを接続
バッテリーを配線を外しますが、絶対にマイナス(黒配線)側から外します。
プラス側に電圧計電源ハーネスの赤配線を挟み込みます。
戻す時はプラス側から接続していきます。
マイナス側も同じように電圧計電源ハーネスの黒配線を挟み込んで接続しなおします。
ネジに追加で端子を挟み込む事で、ネジ穴にあたりがつかなくてそのままでは締めれません。
私は細いタイラップを下に通してネジ穴を浮かして締め込みました。
アクセサリー電源接続
電圧計電源ハーネスのギボシ加工した白配線と、4Pカプラに接続した電源取り出しハーネスの赤配線に接続します。
これで配線の接続作業完了です。
メーター本体接続テスト
キーを回し電源ONにすると、電圧計の液晶が移ることを確認します。
エンジンを始動させて、電圧計の値が変動する事を確認します。
配線取り回し
配線を這わせるためにサイドカウルを外します。
カウルの外し方はこちらにまとめています。
サイドカウルを外して適当に配線を這わせていきます。
電圧計メーター本体を適当な場所に両面テープで取り付ければ終了です。
アクセサリー電源について
Ninja400のヒューズボックスには5Aのアクセサリー電源用の場所があります。
最初は電源取り出しハーネスを使う事は考えておらずヒューズボックスから電源を取ろうと思っていました。
ですが検電テスターで調べてみるとアクセサリー電源用のはずが、キーを回して電源ONにしても電源OFFにしても常時通電していたので止めました。
ちなみに隣の10ASIGNALは電源ONにしたら反応して、電源OFFにしたら反応しませんでしたのでそちらを使う事も出来たのですが割り込ませるのは嫌だったので止めました。
それからいろいろ探した結果シート下の4Pカプラからとれるアクセサリー電源を見つけたので利用することにしました。
電圧計の変化を見てみた
走ってる時は14.5vぐらいまで上がりました。
特に余計な電装機器を使ってない場合、回転数上げて14v超えるぐらいだと正常で、回転数を上げてもを電圧が上がらないとオルタネータ(発電機)の故障の可能性があるらしいです。
逆に回転数を上げてみて15vを超える場合はレギュレーター(電圧調整器)の故障を疑った方が良いようです。
電装機器を多く使用した場合どれぐらいに変化するのか下記の6点を使って確認してみました。
- ハイビームライト・・・ 20w ※推測
- ブレーキランプ・・・ 10w ※推測
- 方向指示器・・・10w
- グリップヒーター・・・10.5w
- スマホ充電機器・・・ 10.5w
- 電熱パンツ・・・43.2W
合計=20 + 10 + 10 + 10.5 + 10.5 + 43.2 = 104.2w
停車時に回転数を上げた状態で14vぐらい表示していた電圧が、これらを使った後は13.5vぐらいに変化しました。
Ninja400のマニュアルによると12.6v以上あれば良いらしく、12.6v未満だとバッテリへ充電できて状態らしいので電装機器を多く使っても13.5vぐらいなら現状大丈夫そうです。
最後に
オルタネーターの発電量を上回った場合、バッテリーが充電されなくなって電圧が低下しバッテリーが上がって最終的にバイクが動かなくなります。
電装機器を追加で多く取り付けてる人や特に冬場に多くの電熱製品を使う人は電圧計を取り付けて電圧の見える化をして気を付けた方が良いと思います。
YouTube動画
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