寒さが身に染みる冬ツーリングですが、ちゃんとした防寒対策をすれば楽しめます。
バイクに乗りながら手を暖める方法は主に2択です。
グリップヒーター? or 電熱グローブ?
私は電熱グローブのごつい感じと接続する手間が面倒なのでグリップヒーター派です。
去年まではUSB出力の巻き付け式グリップヒーターを使用していましたが、巻き付け式グリップヒーターはどんなバイクにも簡単に取り付けれるというメリットもあるのですが、暖かさが一段低いというデメリットもあります。
今年からはもう一段暖かさが欲しいと思いさらに暖かいバイク本体から電源を取るグリップヒーターを使い始めたので使用感を話したいと思います。
目次
グリップヒーターの効果とは
握りやすさについて
外形φ34mmの細いグリップで表面凸凹と滑り止め素材の効果も高く滑りにくいので誰でも握りやすいと思います。
でも今まで私の場合巻き付け式グリップヒーターを使用してて普通より太いグリップを握ってたので最初は違和感ありました。
それと以前使っていたのが振動を軽減する耐震GELグリップだったので手が痺れやすくなった気がします。
今のままで十分細くて余地があるので「振動軽減の耐震GEL+暖房効果の電熱」を組み合わせたグリップを開発してほしいと思いました
温度切り替えについて
温度切り替えボタンはボタンが小さく押し間違えは起きない点は良いのですが、逆に実際切り替えたい時でも冬グローブを装着したままではしっかり押しにくい為操作しにくいです。
温度の段階を「[ホワイト]→[ブルー]→[イエロー]→[オレンジ]」で見分けるのですが、明るい場所だと[オレンジ]と[イエロー]の違いが分かりにくいです。
これら不満はありますが、押しやすくしすぎたら誤操作の原因になるし基本的には一番高い温度設定で固定してあまり操作しないので実際の不便は無いです。
暖かさについて
こちらの秋冬向けグローブ(コミネ:GK-818)を使用し一番高い設定で暖かさの感じ方を外気温別に表すとこんな感じです。
- 15度・・・熱すぎて火傷する(素手だと本当に火傷します)
- 10度・・・熱いと感じる
- 05度・・・暖かいと感じる
5度までしか試してないですが、そのレベルの寒さでも暖かさを感じれました。
ですがグリップヒーターなので掌側は暖かいのですが甲側が冷気にあたり寒いので手全体が暖かいわけではありません。
やっぱり手全体を暖めようとしたらグリップヒーターだけでは不完全でハンドガードで冷気を遮るようにするか、手全体を暖める電熱グローブを使わないと手全体は暖まらないと思いました。
発熱エリアについて注意が必要でグリップ全体が暖かくなるわけではないです。
大体配線部分を中心としてそこから前半分のエリアが発熱してるように感じます、発熱エリアを限定して電力消費量を抑えてるのだと思います。
私の場合グリップを握った時に指の第一関節から根元までが一番暖かく感じるのでちょうどいいところが暖かくなりました。
この辺はバイクによって握り方は変わるので、グリップヒーターを装着する時は発熱エリアを意識して取り付け方が良いですね。
暖かさについて基本的に満足しているのですが、1つだけ不満点があって暖まる速度が遅いかなと思います。
直ぐに暖まりたいのですが電源を入れてから1分ぐらい使わないと効果を感じないのが不満ですね、この辺は巻き付け式の方が10秒ぐらいで直ぐに暖まったのでそれぐらいを期待していたので残念です。
消費電力に注意
グリップヒーターの消費電力(最大32w)が大きいのでバッテリーが上がらないように注意が必要です。
グリップヒーターだけでバッテリーが上がる事は少ないですが、他の電熱アイテムも併用してると消費電力が発電電力を上回る可能性もあるので常時電圧を確認できるように電圧計を取り付けた方が良いです。
最後に
手が凍えればハンドル操作に影響して危ないのでグリップヒーターを使用して手を暖める事をオススメします。
今回紹介したグリップヒーターを取り付けるのが面倒だと言う人でそこまで寒い場所を走らない人は巻き付け式のグリップヒーターでも良いと思います。