バイクに乗りながらスマホを使用するためのスマホマウントはいろいろありますがその中でも、ここ数年でクアッドロックはかなり人気になりました。
この度久しぶりにスマホを交換したので、それに合わせて現在バイクに取り付けているスマホマウントもデイトナ製からクアッドロック製へ交換しました。
何故スマホを変更しただけでスマホマウントまで交換したのかというと、結構前から話題なのですが最近のiPhoneをそのままスマホマウントで固定しているとバイクの振動で手振れ補正機能に不具合が出てカメラがまともに機能しなくなるようで、振動を吸収するパーツをスマホマウントに組み合わせる必要があるんですよね。
今まで使っていたデイトナ製でも振動を吸収するパーツはあるのですが、クアッドロック製が一番評判が良くスマホマウント自体もカッコいいと思ったので丸ごと交換した形になります。
今回は今までいろんなスマホマウントを使用した私が、クアッドロックのスマホマウントの使い方や実際使った感想などをまとめました。
目次
クアッドロックについて
製品内容について
ハンドルバーマウント PRO
スマホマウント本体になります。
こちらは通常版とPRO版があり私はPRO版を選びました。
PRO版の方は、アルミ削り出しの素材に黒アルマイト加工されて黒一色で統一されていているので見た目がカッコいいし、通常版はナイロンボディなのでそれと比べると強度もあがっているようです。
通常版とPRO版の価格差は約3,000円になります。
対応サイズは5種類「22.2mm」「25.4mm」「28.6mm」「31.8mm」「35.0mm」なので幅広く対応されています。
私のNinja400はベースのハンドルマウントを作ってる為ハンドルマウントタイプを選びましたが、Ninja400のようなセパレートハンドルの場合は、直接トップブリッジに取り付けれるフォークステムマウントタイプを選びましょう。
衝撃吸収ダンパー
衝撃吸収用のパーツになります。
バイクが発生させる高周波振動の90%を低減する性能で、テストは長期間かなりの人数で行われ問題が無かったようです。
2019-2020年のうち18か月にわたり、延べ500人以上のライダーの協力を得ていますが、1つもカメラセンサーに影響が出ることはありませんでした(2020年10月時点)
引用元:QUADLOCK衝撃吸収ダンパー
クアッドロック専用スマホケース
スマホを固定する為に必要な専用ケースになります。
クアッドロックはスマホマウントで良くある外側から挟み込んで固定する方式ではなく、ロック部分に対して凹凸ハメ込む形なのでスマホに対応した専用ケースが必要になります。
取付方法について
マウント組み立て
- ハンドルマウントパーツ
- 衝撃吸収パーツ
- スマホ固定パーツ
3つの分かれるパーツを組み合わせてマウントを完成させます。
必要な工具は付属の六角レンチをそのまま使えばいいので追加で工具は必要ありません。
バイクに取り付け
パーツを組み合わせてスマホマウントを組み立てたらあとはバイクの取り付けるだけですが今回選んだマウントタイプだとNinja400の様なバイクへそのまま取り付ける事が出来ないので下記のパーツを組み合わせて取り付けるベースを作る必要があります。
※購入したクアッドロックマウントがフォークステムマウントタイプならトップブリッジへ直接取り付ける事が可能です。
スマホマウント自体は根元のボルトを緩めて締めなおすだけなので3分もあれば簡単に取り付けれます。
実際使用レビュー
まず取り付け後に北海道ツーリングに行った事もあり1ヵ月ほどで合計約5,000km走りましたが、カメラの不具合はありません。
衝撃吸収ダンパーの性能について
使い始めてまず思ったのは、衝撃吸収部分が結構柔らかくて走ってる時に小さく揺れてので最初の方は気になりましたが慣れました。
それだけ衝撃を良い感じに吸収して危ない帯域の振動を消してくれてるのかなと思います。
ちなみにその揺れでスマホの画面が見にくいとかは特に感じないですが、一つ不満なのが使用してるのがiPhoneSE(第三世代)で物理ボタンがついていてそれを押そうとしても柔らかくて力が逃げてスマホが傾くので物理ボタンが押しにくいです。
見た目について
デイトナ製のスマホマウント等と比べるとスマホを外した時には一部固定部分しか残らないので圧倒的に見た目がいいですね。
私はNinja400に取り付けたのはPRO版ですが、GROMにも必要なためGROM用に通常版を用意しましたが、通常版はレバーの青部分やボルトの銀部分が気になるので黒一色で統一されてるPRO版の方がやっぱりカッコいいと改めて思いました。
固定力について
今まで外側から挟む方法のスマホマウントしか使ったことが無かったので、最初はこのハメ込む固定方法で本当に固定されてるのか不安でしたが、触ってみるとわかりますが1mmも動くことなくガッチリ固定されてます。
固定する時にはちょっとコツが必要で最初は凹凸同士合わせて両手で操作してたのでめんどくさいと思ってましたが、何回かやっていると慣れて片手でも操作できるようになりました。
外側から挟む方式のスマホマウントだと使ってたらアームの可動部分に小さい砂や塵が入って動きが渋くなる現象があったのですが(適当な油指せば直る)今の所動きが渋くなる感じもしないでこの固定方法に満足してます。
その他にもこの固定方法だとスマホ画面が一切隠れる事が無いのも良いですね、外側から挟む方法だとアームの爪やゴム部分等でスマホ画面の一部が隠れる事があったのでその点でもこの固定方法は優れてます。
スマホケースについて
クアッドロック唯一のデメリットだと思うのは、専用スマホケースを用意しなければいけないことだと思います。
私はスマホはそのまま使うのが好きで保護シールも貼らないし、ケースを使用したら厚みが出るので専用のスマホケースを装着するのが懸念点でした。
実際使用してみるとケース自体の形状質感共に悪くなくマットな黒一色の配色も良い感じで、スマホを操作中は背面の凹に指を引っかけれるので持ちやすくなりました。
厚みが数ミリ増えた事でポケットに入れた時に気になりますが許容範囲レベル。
専用スマホケースはフィット感強めなためバイクに乗る時だけ着けるというのは面倒で、クアッドロックを使用するのなら専用ケースはずっと装着したままの普段使いになると思います。
追記:衝撃吸収実証
クアッドロックを使用し始めて1年走行距離約2万5千km走りましたが、スマホのカメラは壊れてないので、衝撃吸収効果は発揮されているでしょう。
最後に
クアッドロックはスマホケースと合わせて購入する必要がある為、その他のスマホマウントと比べると出費は多くなりますが、バイクの外観を損なわないスマートな見た目の良さ、機能に関しても固定力が強いのにスムーズに着脱出来るのは他には無いです。
専用のスマホケースがiPhone/Galaxy/GooglePixelのみのラインナップになりますが、汎用の背面アダプターがあるのでその他スマホでも使う事が出来ます。
YouTube動画
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