レビュー

1つで警告アラームと位置追跡の機能を持つKNOGタグでバイク盗難対策

大切なバイクなので盗難対策はしっかりしたいです。

一言で盗難対策と言っても対策方法は鍵ロック、警告アラーム、防犯カメラ、位置追跡等様々です。

過去紹介した物で言うと鍵ロックx警告アラームではこちら、警告アラームのみではこちら、GPS位置追跡ではこちら等があります。

今回紹介するのは1つのアイテムで警告アラームと位置追跡の両方の機能を持ったKNOGタグです。

KNOGタグとは

商品内容

KNOGタグ製品内容KNOGタグ製品内容
  1. セキュリティボルト専用ドライバ
  2. セキュリティボルト
  3. KNOGタグ本体
  4. セキュリティワイヤー9cm
  5. セキュリティワイヤー16cm
9.0 x 3.2 x 0.8cm9.0 x 3.2 x 0.8cm

KNOGタグ本体の大きさは「9.0 x 3.2 x 0.8cm」です。

かなり小型で軽量なので設置しやすく、あと車体に取り付ける場合〇が空いているのでここにタイラップを通せば固定しやすいのがいいですね。

セキュリティワイヤーでぶら下げるセキュリティワイヤーでぶら下げる

KNOGタグ本体にセキュリティボルトとワイヤーを組み合わせるとぶら下げれるようになります。

位置追跡はAirTagと同じ仕組み

「探す」と同じ仕組み「探す」と同じ仕組み

まず知ってほしいのはGPSで位置追跡するのではなく、AppleのAirTag「探す」と同じ仕組みで場所の特定と位置の共有がされるという事です。

GPSで追跡し共有する場合それ専用の通信SIMが必要で通信料金がかかりますが、KNOGタグはiPhoneユーザのメッシュネットワークが使われるので通信料金は発生せず無料で使い続けれるメリットがあります。

その反面iPhoneユーザーがKNOGタグの近くに存在しないと場所がわからないためGPSと比べて精度が落ちるデメリットがあります。

実際私が他人に持たせて実験した所、街中や人口密度が高い場所だと1分~数分間隔で位置が更新されていきますが、人が少ない田舎道に入ると更新間隔が大きくなりました。

あとiPhoneユーザーしか「探す」機能は使えないので、Androidユーザーは対象外になります。

振動で音が鳴る

位置追跡だけじゃなく振動を感知し85dbの警告音が鳴ります。

85dbがどれぐらいの音かというと現行のバイクマフラーの騒音基準が85db前後なので音の大きさとしてはそれぐらいで、音の種類としては警告音「ピーピー」系なので思ってるよりうるさく感じます。

一般的な表現だと犬の鳴き声で90db、地下鉄の車内で80dbぐらいです。

何も遮るものの無い外で実験した所、100m離れたところでも微かに聞こえました。

感度は調整できる

振動を感知するレベルを調整できるのですが、試した所振動の強さじゃなくて警告を発するまでの時間が変更されるようでした。

感知する振動の強さはタンクを強く叩いた程度で感知しているようで、一番強い感度で2回叩いたら警告音が発生されるのに対して、一番弱い感度では3回叩いたら発生するようになりました。

実際体感して思うのは振動を感知する衝撃の強さを調整したいのに、何故時間だけ調整されるのか疑問に思います。

スマホにも通知される

振動を感知してアラートモードになると、スマホと接続範囲にいるならスマホへ通知されるようになっています。

何も遮るものが無い所で実験した所100mぐらいまで繋がりましたが、建物に入ると20mぐらいしか繋がりません。

任意で音を鳴らす事も可能

元々は旅行者向けの荷物に取り付けるものなので、盗まれた直後を想定して任意で音を鳴らす機能もあります。

バイクに取り付けてKNOGタグに使う場合はこの機能が活躍する事は無いでしょうが、私の場合海外旅行もたまに行くのでその時には荷物に取り付けて活躍する事もあるかもしれないです(盗まれたくないですが)

防水仕様

IP65防水IP65防水

IP65の防水仕様になっています。

粉塵への耐性が6段階中の6レベル、水への耐性が8段階中5レベルになります。

5レベルは「あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない」です。

5レベルあれば普通に雨にあたるぐらいなら大丈夫ですが、水が強くかかるリアテール裏とか念のためずっと雨があたるような露出した場所に設置するのはやめた方が良いでしょう。

電源はバッテリー形式

USBType-cで充電USBType-cで充電

本家AirTagはボタン電池ですが、KNOGタグはUSBType-Cで充電できるバッテリーです。

AirTagの場合1年ぐらいで電池交換時期になるようですが、KNOGタグの場合どれぐらいで再充電になるか楽しみです。

バッテリーの状態はスマホで確認できるのでいつの間にか停止していることも無さそうです。

追記:バッテリー充電タイミング

フル充電から約100日でバッテリーが無くなりました。

またバッテリーが切れる10日前ぐらいから節電モード的な状態になり位置情報を共有する以外の音を鳴らすなどの機能が制限されました。

最後に

同じようにiPhoneの「探す」機能を使って位置追跡し警告アラームを鳴らす製品は多いですが、それらと違ってKNOGタグは振動を感知して異常を察知する機能があります。

盗難対策はいかに対策を何重にもして犯人に面倒だと思わせる事が重要だと思います。

例えば駐車の仕方でも道路から見える場所じゃなくて敷地の奥に駐車、さらにバイクの前に何かを置いて隠す、さらに防犯カメラで監視する、さらに振動を感知したら音で警告する、さらに信頼性の高い鍵でロックするなどです。

KNOGタグはコンパクトで取り付けしやすく、普段からランニングコストはかからず盗まれた後でも位置追跡できるようになるので防犯対策にどうでしょうか。