MT-09で立ちゴケしました。
MT-09は189kgと車重は軽く、足つきも良いバイクです。
私自身もバイク歴が長くなり、「MT-09なら立ちゴケはしないだろう」と思っていましたが、普通に立ちゴケしてしまいました。
その際に大きな傷がついて交換修理したパーツがでたのでまとめました。
目次
立ちゴケ経緯
旋回時にハンドルを切った際、ハンドルストッパーに当たってバランスを崩しました。
驚いてしまい、反射的にクラッチを離してエンストしてしまい、その結果さらにバランスを失って倒れてしまいました。
車重167kgのNinja400に乗っていた時なら同じ状況でも耐えれたかもしれません、Ninja400では立ちゴケはしなかった(立ちゴケ以外で倒していろいろ傷あり)のですが、片手で数えきれないぐらい危ない時はありました。
Ninja400なら軽さと足つきのよさからギリギリで踏ん張れて強引に立ちゴケ回避できていたのですが、MT-09では耐えきれませんでした。
立ちゴケで傷ついた場所
右ミラー

- YAMAHA純正「バックミラーアセンブリ/B7N-26290-00」・・・7,854円
純正からカスタムされることが多いミラーですが、私は純正ミラーの長さ、角度、形全てにおいて気に入っていたのでカスタムしていませんでした。
幸い折れていなかったため、今回は傷が気にならなくなるまで使い続けます。
右レバー

- U-Kanaya「ツーリングタイプレバー」・・・4,950円
このレバーはNinja400からの使い回しで、もともと少し傷があったためあまり気になりませんでした。
曲がりもなく、握り心地も変わっていないので、そのまま使い続けることにしました。
右バーエンド

- POSH「ミドルウェイトバーエンドM6」・・・5,308円
立ちゴケしたら傷つくパーツNo1のバーエンド、側面で一番出っ張ってる部分なのでしょうがないですね。
傷ついたのはショックですが、今までのバイク人生で綺麗なバーエンドで乗っていた時期の方が少ないので正直あまり気になりません。
右フロントウィンカー

- YAMAHA純正「フロントフラツシヤライトアセンブリ2/B7N-83320-00」・・・5,808円
倒した時は右フロントウィンカーが取り付け部分から外れてブランブランになっていたので、折れたかと思いましたが、よく見て見ると取り付け部分のハメこんでる所から外れただけでした。
傷はありますが、目立つほどではなく、ウィンカーも転倒の影響を受けたものの、はめ直すだけで問題なく使用できたため、そのまま使い続けることにしました。
エンジンプロテクトカバー

- YAMAHA純正「ダンパ/B7N-15789-00」・・・286円
- YAMAHA純正「プロテクトカバー/B7N-15499-00」・・・1,881円
傷ついた面積としては一番でした、コンクリの地面でがっつり擦ったので見事なガリ傷です。
プロテクトカバーについた傷は大きく結構目立つし、パーツ自体も安かったので今回はこれだけ交換修理することにしました。
エンジン本体についているパーツで、表面上の交換するだけなので作業自体も簡単です。
1つ注意点として、緩衝材のダンパがプロテクトカバーの裏側に貼り付ける形になっていて再利用不可なのでダンパも忘れずに注文する必要があります。
リアブレーキペダル

- YAMAHA純正「ペダルブレーキ/B7N-27211-00」・・・6,006円
こちらは確信が持てませんが、リアブレーキペダルがわずかに曲がったように感じます。
踏み心地もわずかに変わった気がしましたが、目視では判断しづらく、使用上の問題もなかったため、交換は見送りました。
立ちゴケ考察

立ちゴケ直後は、タンクが傷ついたと思いかなり焦りましたが、結果的にはタンクは無傷でした。
倒したのが右側の場合はバーエンドからエンジンプロテクトカバーまでで保護ラインができてタンクはギリギリ接触しないようで、そういう設計なのでしょうか。
地面の状況によりますが、立ちゴケで右側に倒してもめちゃくちゃ高い修理費にはならなそうです。

セパレートハンドルのバイクだと立ちゴケで横に倒しただけでハンドル曲がったりと面倒になる事もありますが、バーハンドルならその心配もほぼ無いようです。

ちなみによく見て調べたところ、タンクが接触するとしても、地面と当たりそうなのは最も出っ張っている前方のエアダクト部分(エンブレム付近)でした。
この部分はタンクとは別パーツになっており、単体で交換できるため、タンク本体に深刻なダメージが及ぶ心配はなさそうです。
エンジンプロテクトカバー交換修理
用意するもの
純正部品の注文はWebikeで行うと送料も安く便利です。
- YAMAHA純正「ダンパ/B7N-15789-00」・・・286円
- YAMAHA純正「プロテクトカバー/B7N-15499-00」・・・1,881円
純正部品の注文方法はこちらにまとめています。
リンク先はカワサキのパーツリストサイトで解説していますが、Webikeで「ダンパ/B7N-15789-00」「プロテクトカバー/B7N-15499-00」こちらの部品番号を入力すれば調べる手間はありません。
自信でパーツリストを確認したい場合はこちらからどうぞ。

工具は必須です。
交換修理手順
プロテクトカバーを外す

プロテクトカバーを固定しているは3ヵ所のボルトだけなのでそれを外します。
この時右下を固定しているボルトだけ種類が違うので、再度締め付ける時間違えないように覚えておきましょう。
プロテクトカバーにダンパーを貼り付ける


プロテクトカバー裏に、ダンパーを貼り付けます。
ダンパーは両面テープで張り付いてるので再利用しようと剥がしても、綺麗に剥がれないので新品必須です。
プロテクトカバーを取り付ける

新しいプロテクトカバーを3ヵ所固定して終了です。
最後に
立ちゴケするまではMT-09のようなカウルが無いバイクが立ちゴケした時には、むき出しのエンジン周辺のパーツがもっと傷つくと思っていました。
ところが実際に傷ついたのはそういった場合が考えられた交換前提のパーツが傷つくだけでした。
しかし、今回倒したのは右だったのでこの程度で済みましたが、左に倒した場合はまた違う結果になるので注意が必要です。
初心者でもベテランでも立ちゴケする時はするので、そういった時の事まで考えているYAMAHAの事が一段と好きになりました。