約1年で5回事故(全部自損転倒)起こしたライダーです・・・
そんな私ですが、毎回プロテクターを装備してヘルメットはもちろんグローブやブーツもプロテクト性能が高いしっかりとした装備している事もあり毎回事故を起こしても怪我の程度軽傷です。
そんな私だからこそ、プロテクターやその他装備でプロテクト性能が高い物を選ぶ重要性は十分に分かっています。
体感他のバイク乗っている人を見ている感じプロテクター入りジャケットですら着ている人は5割もいないんじゃないかと思うんですよね。
そういう人を見た時、あれで事故を起こしたら・・・全身大根おろしで傷が残るの怖くないのかなと思います。
プロテクト性能が高い装備にするれば、もし事故を起こした時死ぬまたは障害が残るような事故でも助かることもあるかと思います。
プロテクターで守りたい部位は沢山あります。
【胸】【脊椎】【肘】【肩】【腰】【膝】【脛】
主要な部位だけでこれだけあります。
今回はこれら各部位についてプロテクターで守ることがいかに重要か話していきます。
目次
警視庁調査のプロテクター関連データ
胸部プロテクター着用率
警視庁が調査した胸部プロテクター着用率ですが、年々少しずつ上がって10年前と比べてほぼ倍になってますが未だに8.4%です。
最近のプロテクターは装着しやすいものが増えているので、昔と比べればもっと装着している人が思っていたのですがかなり少ないですね。
プロテクターを着用しない理由
着用が面倒
いちいち追加でプロテクター装着するのは面倒ですよね。
追加でプロテクターを装着するのは確かに面倒ですが、最近のバイクウェアは進化していてバイクウェアにプロテクターが内蔵されている一体型のジャケットがあります。
私もプロテクター一体型のジャケットを着ていますが、プロテクターを脱着する手間が無いので面倒ではないです。
私はこちらのPOWERAGEのプロテクター一体型ジャケットを着ています。
値段が高い
バイク用品は普通でも生産数が少ないので値段が高くなりがちですが、その中でもジャケット(プロテクター込み)関連って生産数が少ない分どうしても高くなってしまいます。
少しでも費用を押さえたい人は・・・コミネがおすすめです。
コミネのこちらのプロテクター一体型ジャケットなら1万円弱で購入できるのでおすすめです。
格好が悪い
服の上に着用するやつはたしかにダサいです。
でも上記で紹介したように、プロテクターは年々薄く性能が高くなったプロテクター一体型ジャケットを選べば格好が悪いことはないですし。
バイクウェア自体を着るのが嫌な人は、普段着の下にインナーとして着れる内臓プロテクター入りウェアがおすすめです。
二輪車乗車中死者の損傷主部位(構成率)について
損傷主部位 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和元年 過去5年計 全損 5.3 5.0 0.0 4.5 0.0 3.1 頭部 47.4 50.0 51.2 52.3 35.7 48.2 顔部 0.0 0.0 2.4 0.0 0.0 0.5 頚部 7.9 7.95 2.4 6.8 10.7 6.8 胸部 23.7 25.0 29.3 29.5 32.1 27.7 腹部 7.9 7.5 9.8 4.5 21.4 9.4 背部 2.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 腰部 2.6 5.0 4.9 0.0 0.0 2.6 腕部 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 脚部 2.6 0.0 0.0 2.3 0.0 1.0 その他 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.0
頭部(48.2%)についで、胸部(27.7%)が高いです。
頭部の次が他を大きく引き離し胸部ですが、想像するに死亡する時って道路に吹っ飛ばされて胸部を強く打ち死ぬんだと思います。
実体験ですが、体が吹っ飛んでいかない程度の衝撃でも、ハンドルから簡単に手が離れてタンクに多いかぶさるよう胸を強く打ちます。
ちなみにそういった時に、タンクバッグ装着(モバイルバッテリーとか入れてたら結構硬い)していると、凸になってる部分に胸を打ち付ける事になるのでタンクバッグを装着してたら胸部のダメージが大きくなると個人的に考えます。
死亡するほどの衝撃の場合プロテクター重要度は下記の順番だと思います。
胸 = 脊椎 = 腰 > 膝 = 肘 = 肩
警視庁のデータからも見えるように、死亡につながりやすい胸部ぐらいはしっかりと守るためにプロテクターは装着した方が良いと思います。
実体験からのプロテクター重要性
警視庁データを見ると胸部プロテクターはたしかに重要ですが・・・
約1年で5回もバイクで事故した私は思う所がありまして
死ぬほどでない程度のバイク事故で怪我する場所はこんな感じだと思います。
肘 = 肩 = 膝 > 胸 > |超えられない壁| その他
死なない程度のバイク事故の場合、地面と接触しやすく擦りやすい部位である3か所。
「肘」「肩」「膝」
これら部位を守るプロテクターが重要になってきます。
私は5回も自損事故を起こして地面で何回も人体大根おろしになりましたが、これらの箇所のプロテクターを装着してたため、軽い打撲や擦り傷は負いましたが骨折以上の大怪我怪我にはなっていません。
多分プロテクターを装着しなかったら足も手も骨折してると思います。
下半身
バイクでこけた場合、高確率で足はバイクと地面で挟まれて一緒に引きずられて大根おろしされます。
この時膝/脛プロテクター装着してない場合どうなるか・・・。
膝から下、足先もバイク用のプロテクター入りの強度が高いブーツがいいです、一度転倒して足先がバイクと地面に挟まれてしまったことがあります。(自力脱出不可だったレベル)
その時、足先が安全靴のようにつま先が固く保護されているバイク用のブーツだったので無傷でしたが、普通のスニーカーだと最悪足先がつぶれてたかもしれません。
腰も忘れてはいけません、腰用のプロテクターってあんまりメジャーじゃないので忘れられがちかもしれないです。
初めて転倒したときに腰を強く打って痛めて足を引きずるようにしか歩けなくなって腰プロテクターの必要性を思い知らされました。
転倒した時って下半身なら膝の次には腰が地面の衝撃を受けます、腰に大きな怪我を負うことがあれば2度と歩けないようなことにもなるかも知れません。
上半身
肩も重要です、転けた時に肩にも強い衝撃が伝わります、肩に強い衝撃が加われば例えば鎖骨を骨折する場合があります。
鎖骨って他の骨と違って治療するのがかなり面倒です、例えば上腕とかなら固定してぶら下げておけばいいですが、鎖骨の場合ずっと腕がぶらさがってる状態になるんでずっと負荷がかかります、その為治療期間中かなり辛いです。
肘とかも転倒すれば高確率で引きずられて大根おろしにされます。
軽くこけた場合でもプロテクター装着してない場合、確実に地面で皮膚が大根おろしされて治療が面倒になります。
そうなった時の治療方法は悲惨ですよ・・・皮膚に残った砂やらアスファルトとかのゴミをとるために・・・傷口にたわしをあててゴシゴシと・・・(麻酔は無い)
手もバイク用のプロテクター入りのグローブにしましょう、転倒した時は反射的に手が出るので手のひらを擦る場合がかなり多いです。
安全性の指標 CE?JMCA?
欧州で決められている安全性を定める規格で衝撃吸収等のテストがなされており、欧州内で販売する該当商品には表示義務があります。
日本国内で発売されているでもCE規格を取得しているものも多いので安全性の判断基準になります。
CE規格としてはレベル1とレベル2がありレベル2の方が安全性が高く、装着するならより安全性が高いレベル2のプロテクターをオススメします。
安全性に力を入れているメーカーはCE規格等に加え独自基準で安全性を高めている場合も多いので購入前にメーカーHPを覗いてみるのもいいです。
胸部プロテクターについては全国二輪車用品連合会(JMCA)がCE規格をクリアしたプロテクターについてJMCA推奨胸部プロテクターマークを商品パッケージに貼付しているのでCEマークが見当たらなかったらそれも1つの指標にしてみてください。
JMCAマークの見方は、★の数で示されています。
CEレベル1 = JMCA(★)
CEレベル2 = JMCA(★★)
プロテクター素材の違い
ハードタイプ
外側がプラスチックで内側が衝撃吸収素材の2重構造になっているものが多いです。
耐貫通性もあり防御力が高めで値段が安くて軽いけど、柔軟性は無く2重構造である為分厚い分ジャケット内部に着用する場合着心地には期待できないです。
胸部や脊椎でこのタイプは装着すると風を通さず熱がこもるので夏は地獄です。
ソフトタイプ
ソフトタイプは大きく分けて2種類あります。
ウレタンソフトタイプ
柔軟性が高く着心地が良いのが特徴で、立ちごけ程度ならまだしも走行時にこけた場合の衝撃を吸収できるもので無いです。
高吸収特殊素材タイプ
柔軟性や衝撃吸収力に優れ、各メーカーが様々な特殊素材を組み合わせて安全性を確保しているものになります。
自分も使用している、POWERAGEのPORON素材の効果の程は下記の通りです。
究極の衝撃防護パッドは、心地よく柔軟で軽量。身に着ける人を、硬くてかさばり、動きを制限するようなパッドから開放します。衝撃に際し、PORON®X-RD™は高機能分子が独自の防護シールドを作り出し、衝撃の90%を吸収します。 特に短時間に繰り返し受ける衝撃に強く、受けた衝撃をより大きな面積に分散させることにより、着る人に伝わるストレスは非常に少なくなります。 また、柔らかく、体にしっかりとフィットするため着る人に快適さを与えます。同時に通気性もあるため、まるで第二の肌のように感じるでしょう。
出典元:POWERAGE-素材説明
瞬間硬化
通常時は柔らかく、衝撃が加われば硬化して衝撃吸収するというもので、通常時は柔軟性があり防御力は高いが、少しぶ厚かったり値段が高めです。
エアバッグ
転倒を検知した時にガス式で一気エアバッグ展開され安全が確保されるもので有線式と無線式のものがあります。
有線式
転倒時の検知を、バイクとつながった伸縮ワイヤーが一定距離以上になった時にエアバッグが展開される。
無線式
バイクと有線で繋ぐ必要がなく、スーツ自体に加速度&角度センサーがライダーの身体が回転するような動きを察知するとエアバッグが展開される。
内蔵 or 外付型プロテクター?
内蔵型
ライディングジャケットやライディングパンツ等の中に内蔵されているタイプ。
メリット
- ウェアを着るだけなので装着の手間がないです
- 外観上目立たないのでそのまま歩き回れます
- 転倒時にズレる可能性が低いです
デメリット
- メーカー専用ものになるのでメーカーを変更した場合プロテクターの使いまわしができない事があります
- ウェア込みで揃えるので値段が高めです
- 洗濯時はウェアからプロテクターを外す手間が少しあります
外付型
ウェアとは別に装着するタイプ。
メリット
- ウェアと合わせる必要が無いので選択肢が多いです
- 比較的種類が豊富で値段も手ごろなのもが多いです
デメリット
- ツーリングの度に脱着の手間がかかります
- 外観上目立つのでそのまま歩き回れないです
実際に使っているプロテクター紹介
胸、脊椎、肘、肩
POWERRAGEのプロテクター一体型のジャケットを着用しています。
胸と脊椎プロテクターはウレタンソフトタイプではなくPORONという衝撃吸収特殊素材でできたものを使用してます。
腰、膝、脛
コミネのプロテクター一体型のジーンズを着用しています。
コミネのジーンンズは足だけではなく腰部分にもプロテクターを装着できるようになっているので、プロテクター脱着の手間がなく便利です。
腰にはジャケットでも使用しているPORON素材のプロテクターを装着しています。
膝、脛
コミネの一体型のジーンズを履く前はこちらのプロテクターを使用していました。
膝/脛なら可動域をあまり気にしなくてよかったのでハードタイプのプロテクターを装着してました。
まとめ
私はプロテクターを装着しているお陰で安心してバイクに乗り楽しくツーリングすることが出来ます。
万が一の事を考え少しでもリスクを減らし楽しい思い出を残せるようにプロテクターを装着することをオススメします。
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