レビュー

旅荷物削減へエアロダクトで衣類乾燥をお手軽に乾燥効果と使い方

長期の旅に出かける悩みの1つに荷物の量をどう減らすかがあります。

持ち運べる荷物が限られるバイクでのツーリングならなおさらです。

限られた容量で荷物を減らすとなると、一番最初に候補に上がるのが着まわせる衣類になるでしょう。

しかし衣類を減らしすぎると洗濯の手間が大きく負担になり特に乾かすのが面倒です。

今まで私も乾かす事に負担を感じながら長期ツーリングに出かけていたのですが、先日その悩みを解決する旅アイテム『エアロダクト』を発見し実用してきたので紹介します。

衣類乾燥エアロダクトとは

見た目内容について

エアロダクト上:トップ用エアロダクト上:トップ用
エアロダクト下:ボトム用エアロダクト下:ボトム用

エアロダクトはトップ/ボトム用に上下に分かれていています。

袖や足首部分には衣類を通しやすいように紐がついていて、上下どちらも腰にあたる部分にドライヤーをセットする穴があります。

よく見ると無数の穴近くで見ると無数の穴

エアロダクトを近くで見ると数えきれないくらい穴があります。

生地全体に穴があるのではなく、規則だって穴がありこの配列は特許を取っているようです。

落下防止シリコンバンド落下防止シリコンバンド

エアロダクト上下本体以外に重要なのが落下防止用に必須のシリコンバンドです。

乾燥時ドライヤーをセットするのですが、そのままだと自重で落ちてしまうのでシリコンバンドが必須となります。

こちらは上下用に2本付属していましたが、旅行ではドライヤーはどのみち1本しか使わないので持ち運ぶのは1本だけになるでしょう。

持ち運びサイズについて

ジップロックMサイズ「189x177mm」に収まるジップロックMサイズ「189x177mm」に収まる

荷物を減らしたくて使うのに、エアロダクトのせいで荷物が増えたら意味無いです。

エアロダクトは薄いので折りたたんでまとめると、ジップロックのMサイズに収まる程度なので邪魔にはありません。

実用レビュー:使用方法と乾燥効果について

エアロダクト使用方法

手順①:エアロダクトに衣類をセット

トップ用に衣服をセットトップ用に衣類をセット

衣類は濡れてる状態なので思ってたより難しいというか面倒です。

袖通す時とか最初は何のためについてるのかと思った紐の実用性がわかりました。

手順②:落下防止シリコンバンドを装着

ドライヤーに落下防止シリコンバンドを装着ドライヤーに落下防止シリコンバンドを装着

シリコンバンド装着がエアロダクトを使う一番重要なポイントで、この取り付けが甘いと使用中にドライヤーが落下し続けるので鬱陶しいです。

ぴったりかなと思う場所じゃなくてもう一息グッと調整できるならその位置で固定するようにした方がいいです。

手順③:エアロダクトにドライヤー装着

エアロダクトにドライヤーをセットエアロダクトにドライヤー装着

腰にあたる部分にドライヤー用の穴があるので装着します。

これ地味に手間取って、穴の口はコードで絞めていく仕様なのですが片手ではドライヤーを持っているため残った片手では絞めにくくて難しいんですよね。

エアロダクトにセットしている服は濡れてるので床に置けないし、結局膝の上にドライヤーを乗せて奇妙な姿勢で四苦八苦しながら頑張って絞めました。

手順④:ドライヤー起動エアロダクトに空気を送る

モンベル/ジオライン M.Wモンベル/ジオライン M.W
めちゃくちゃ膨らむめちゃくちゃ膨らむ

ドライヤーを起動すると一気に膨らんで全体に温風が行き渡ります。

私が着ている衣類のサイズだと膨らんだサイズでも問題無い感じでしたが、小さい服だとあまり膨らみ過ぎたら伸びる危険性も考えると思います。

膨らみすぎを考える場合、首元のジッパーを開ければ膨らむ大きさを調整できます。

山城/温熱インナーパンツ山城/温熱インナーパンツ
ボトム用も一気に膨らみますボトム用も一気に膨らみます

ボトム用も似たような感じでドライヤーを起動するとパンパンに膨らみます。

私が使っているインナーのような衣類なら気にならないですが、これだけ膨らんで乾いていくのでシワが付きにくくなる効果もある用です。

エアロダクト乾燥効果レビュー

乾いていく衣類乾いていく衣類

公式の方法ではバスタオルで衣類を1回巻いて水分を吸収してから使うようですが、それは手間だと感じたので手で絞って水が滴ら無くなった程度のレベルから乾かしています。

トップとボトムでは空気の流れが違うので乾く前での時間が違って下記の通りです。

  • トップ・・・20分ぐらいで大体乾いた感じ → 30分で完全に乾く
  • ボトム・・・15分ぐらいで大体乾いた感じ → 25分で完全に乾く

トップは2種類『モンベル/ジオライン M.W』『山城/温熱インナーウェア』、ボトムは『山城/温熱インナーパンツ』で使用しました、どれもミドルクラス厚みの冬用インナーでトップの2種類の乾燥速度は同じでした。

これは冬用インナーで試しているので、夏用インナーだとこれより早く乾くでしょうし半袖ならさらに違ってくるでしょう。

腰と袖口の端っこが乾きにくい腰/袖の裾が乾きにくい

1つ注意点として、温風が抜ける穴が腰/袖には無いのでこの場所が最後まで乾きにくかったです。

ある程度乾いたら少し捲り上げるある程度乾いたら少し捲り上げる

試行錯誤した結果、ある程度乾いたら(トップ20分、ボトム15分ぐらい)穴が開いてる所まで捲り上げると乾くのでおすすです。

翌々調べてみると私が使っているのはノーマルバージョンでもっと裾の長いバージョンを発見したのですが、こちらはトップのみでしかも価格も高めでした。

使い続けてわかった事がもう1つ、上下1セット乾かす場合でドライヤーを1時間近く使うので、部屋の中に熱気が充満して部屋が暑くなります。

冷房が要らない季節でもエアロダクトを使っている時間は冷房も一緒に使う必要がありました。

最後に

地道にドライヤーのみで乾かしていた時はドライヤーを何回も繰り返してあてて次の日の朝やっと乾くぐらいでしたがエアロダクトを使えばその日中に片付きます。

お助けアイテムって無駄に荷物スペースを取る場合もありますがエアロダクトは薄く邪魔にならないし、洗濯の手間が減って着まわせるサイクルが早まるので荷物削減に役立つでしょう。

着ている衣類以外に洗濯できなかったときに備えて予備として1~2セット持ってるだけでエアロダクトがあれば何泊のツーリングになろうが大丈夫だと思えるようになりました。