バイク用のシートバッグで一番所持率が高いのはおそらく20ℓ台の容量じゃないでしょうか?
この容量のシートバッグは大きすぎず小さすぎず程よい大きさで日帰りから宿泊を伴うツーリングまで幅広く使えます。
この容量のシートバッグを購入しようとすると、おそらく一番最初に候補に挙がるのが一番売れている(amazon調べ)『タナックス:MFK-100』だと思いますが、他のメーカーの近い容量で似たような用途のシートバッグも気になると思います。
今回はその容量のシートバッグで一番売れている『タナックス:MFK-100』とその次に売れている『デイトナ:DH-717』両方のシートバッグを所持している自分が比較紹介します。
タナックス:MFK-100の個別紹介はこちらになります。
デイトナ:DH-717の個別紹介はこちらになります。
目次
『タナックス:MFK-100』or『デイトナ:DH-717』
見た目の違い
角の丸みの違いから全体の形の印象として、タナックスの方は丸みを帯びた印象が強く、デイトナの方は四角く角張った印象があります。
両方黒系の配色ですが、デイトナの方がより細部まで黒で統一されているので落ち着いた印象を感じます。
容量の違い
- タナックス:MFK-100・・・19~27ℓ
- デイトナ:DH-717・・・20~26ℓ
両方ともサイドが拡張できるようになっており容量が可変します。
通常時はデイトナの方が1ℓ大きいですが、拡張時は逆にデイトナの方が1ℓ小さくなっています。
実際使用してみるとこの1ℓの差を感じるかというと、大体全体に占める20分の1程度の差なので違いを感じることはありませんので意識する必要は無いと思います。
外部構造の違い
タナックスの方はDリングとホールディングコードの組み合わせで、デイトナの方はDリングとパルステープの組み合わせになり、違いはホールディングコードとパルステープになります。
タナックスのホールディングコードだといろんなものを挟めて便利で、デイトナのパルステープだといろいろバッグ等装着しやすく拡張性が高いです。
タナックスの方は裏にメッシュポケットがついていますが、デイトナの方は何もありません。
メッシュポケットがついていると本(B5サイズツーリングマップル等)、財布等を入れたりするのに便利なのでデイトナの方にもつけてほしいですね。
内部構造の違い
中身の構造に差が無いと思いきや内部構造は結構違います。
デイトナの方は型崩れしないように前後と底に補強板が入ってますが、タナックスの方は前後(高さもデイトナより低い)にしか入っていません。
その代わりタナックスの方は型崩れしないように内部をベルトで留めれるようになっています。
個人的にはデイトナの底まで補強板が入った構造の方がリアシートに乗せた時に型崩れしないので好きですね、タナックスの方はベルトが邪魔で収納の仕方に影響するのも鬱陶しいです。
開口部の違い
- タナックス:MFK-100・・・縦:27cm/横:16.5cm
- デイトナ:DH-717・・・縦:29cm/横:21.5cm
開口部の大きさは結構違っていて、デイトナの方が縦横共に大きいので荷物の出し入れがしやすいです。
近い容量でここまで何故差があるかというと、タナックスの方はサイドにベルトがついていてそれの根元部分があるので横幅が狭くなっています。
このベルトは型崩れ防止と持ち手にもなるのでシートバッグを持ち上げる時に役に立つといえば役に立つのですが、これが無いデイトナのシートバッグでも型崩れしないし、20ℓ台のシートバッグだと持ち手が無くても困らないです。
縦の差はシートバッグ自体の縦の長さは一緒で特に仕組みの違いは無いので単純な作りの差ですね。
レインカバーの違い
デイトナのレインカバーは上下に締め付けるコードがあり、さらに底部にシートバッグをまたぐようにベルトもあるので、絶対に風でとばされるようなことが無いように作られています。
それに対してタナックスのレインカバーは下部にしか締め付けるコードが無いので少し不安です。
取付ベルトの違い
同じようなベルトに見えますが、デイトナの方は余った部分をまとめる用のマジックテープがついていてベルトが緩まないようになっています。
タナックスの方は何もなくそのままだと徐々に緩んできやすいです。
そのままの状態だと余った部分がバタつきやすく邪魔なので私はマジックテープを別に用意してました。
最後に
最初はタナックスの方を購入し2年ほど使ってからデイトナの方を使い始めたのですが、どちらのシートバッグをオススメするかというと『デイトナ:DH-717』の方がオススメです。
わざわざタナックスのシートバッグを持っているのなら買い換えるほどではありませんが、まだ20ℓ台のシートバッグを持っていないのなら『デイトナ:DH-717』の方が全体的に少しずつ優れている所が多いです。
YouTube動画
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